イタリアで中国国歌が流れ「中国ありがとう!」の声、中国ネット「泣いた」「誇らしい」―中国メディア

Record China    2020年3月17日(火) 17時0分

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中国紙の環球時報は15日、イタリアで中国国歌が流されるなどし、ネットユーザーから感動の声が上がっていると報じた。写真はローマ。

中国紙の環球時報は15日、イタリアで中国国歌が流されるなどし、ネットユーザーから感動の声が上がっていると報じた。

新型コロナウイルスの流行を抑えるため、イタリアでは10日から国内全域の人の移動を制限している。最近、イタリアの人々はベランダに出て楽器を演奏したり、歌を歌ったりして励まし合っており、「ベランダ音楽会」などと呼ばれてネット上で話題になっている。

15日未明(北京時間)、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のユーザー「Ima_QJ放仮時很撇屈」さんが、「(イタリア国内の)友達の家の辺りでイタリア人のご近所さんが中国国歌を流し、さらに『中国ありがとう!』と叫んだ。他の人たちも皆拍手している。ローマに残った身として感動的すぎる」という文章を添えてイタリアの街で中国国歌が流れている様子が映った動画を投稿した。撮影した「SimonaYan」さんによると、この動画は偶然撮れたもので、「イタリアで外国の国歌を聞くのは6年ぶり」とのことだ。

記事は、「ミラノでは、正午の鐘の音と共に住民たちがベランダに出て、新型コロナウイルスと最前線で闘う(中国からイタリアへ派遣された)医療スタッフに盛大な拍手を送って敬意を示した。ローマの地下鉄A線のレ・ディ・ローマ駅周辺の地域では、午後6時ごろに中国国歌『義勇軍進行曲』が流された。大きな声で『ありがとう中国!』と叫ぶ人もおり、周りの住民も続々と拍手して敬意を示している。心の底から感動する」と紹介した。

記事はさらに、これを知った中国のネットユーザーから「感動した!。誇らしい!。熱い涙が目にあふれる!」「この時、この場所で国歌が聞こえてきたら、泣きたくならない?。私は泣いた…」などの感動の声が寄せられていると伝えた。

また、派遣された中国の医療スタッフらへの「頑張れ、白衣の天使」「早くウイルスに勝って帰ってきてね!」というメッセージや、「中国とイタリアの友好が長く続きますように」「助け合い、共に困難を克服してこそ障害を乗り越えられる」という声も出ていると紹介した。

記事は、「イタリアは、感染予防用医療物資(の供給)に危機が差し迫り、各方面へ支援を緊急要請した。中国の政府、社会、企業や中国系の人々は困難を克服し、イタリアを支援した。ミラノにある中国大使館は14日、イタリアとイタリアに住む中国系の人々の協力の下、26.4トンの医療物資を浙江省からイタリア北部のピエモンテ州トリノ県へ運んだと公表した。ピエモンテ州のイカルディ保健担当評議員(ピエモンテ州の保健事業のトップ)は、苦境の中で救いの手を差し伸べた中国に感謝し、流行の収束後にピエモンテ州知事と共に浙江省を訪ね、直接感謝したい意向を示した」などと伝えた。(翻訳・編集/毛利)

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