【CRI時評】全世界の公衆衛生危機「政治的茶番」へのすり替えは許されない

CRI online    2020年3月2日(月) 23時20分

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「我々はまさに、決定的な時を迎えた。これはまた、チャンスを得るタイミングでもある。迅速に行動するならば、ウイルスを抑止して、発症を防いで人々の命を救うことができる」――。これは、新型コロナウイルスによる感染症が全世界に拡散し流行する情勢を受けての、世界保健機関(WHO)のテドロ...

 「我々はまさに、決定的な時を迎えた。これはまた、チャンスを得るタイミングでもある。迅速に行動するならば、ウイルスを抑止して、発症を防いで人々の命を救うことができる」――。これは、新型コロナウイルスによる感染症が全世界に拡散し流行する情勢を受けての、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長による呼びかけだ。

 統計によれば、2日の正午までに、全世界の60カ国以上で感染が発生した。WHOは、この感染症が世界規模で流行する危険度を、最高レベルの「非常に高い」に引き上げた。同時に、中国はこの感染症に対する予防・抑制の戦いの経験がある国として、他国への支援に力を尽くしている。

 上海市が韓国の大邱(テグ)市や慶尚北道といった地区に寄贈したマスク50万枚は2日に韓国に到着した。そのしばらく前に、中国の駐韓国大使館はマスク2万5000枚を緊急調達して大邱市に発送した。日本に対してはPCR検査キットの寄贈に続き、中国政府は防護服5000着とマスク10万枚を寄贈した。2月末にテヘランに到着した中国赤十字のボランティア専門家5人は、中国による医療関連の支援物資を携行した。中国は実際の行動により、全世界の感染症への対抗についての協力で、責任ある大国としての役割を果たしている。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止は、国と国の競い合いではなく、全人類がともに直面している試練だ。感染の発生以来、中国は情報を透明に公開し、これまでに例のない短期間で病原体を特定し、自ら進んでWHOや他国と情報を共有してきた。中国は、世界各国の感染症の予防・抑制活動に専門的な支援を行っている。ところが、この緊迫した正念場にあって、西側の一部政治家は政治的利益を得ようと動き、いまだにデマを絶えず作り出し、中国をおとしめている。

 全世界の公衆衛生の危機は、国際協力を強化する契機とすべきであり、「政治的茶番」にすり替えてはならない。ウイルスに国境はない。全世界が感染症を撃退する決定的な時にあって、どのようにすれば、感染拡大防止のタイミングを摑むことができるのか。偏見を捨て、わだかまりを打破し、科学の力を借り、団結して協力することこそが、唯一の正しい選択だろう。(CRI論説員)

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