反日色抑えた?韓国メディアが文大統領の3・1独立運動記念演説を分析

Record China    2020年3月2日(月) 16時20分

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2日、韓国・デイリーアンは、1日に同国ソウルで開かれた3・1独立運動を記念する式典での文在寅大統領の演説について、「対日メッセージが和らいだ」と指摘した。画像は韓国大統領府Facebookより。

2020年3月2日、韓国・デイリーアンは、1日に同国ソウルで開かれた3・1独立運動を記念する式典での文在寅(ムン・ジェイン)大統領の演説について、「注目すべき部分は対日メッセージが和らいだ点だ」と指摘した。

文大統領は式典での演説で、「日本は常に最も近い隣人だ」とした上で、「過去を直視してこそ傷を克服することができ、未来に進むことができる。われわれは過去を忘れないが、過去にはとどまらない。日本もまたそのような姿勢を持ってほしい」などと求めた。続いて「歴史を鑑みて手を取り合うことが東アジアの平和と繁栄の道」とし、「共に危機を乗り越えて未来志向の協力関係構築のために努力しよう」と述べたという。

記事は、文大統領の演説について、「対日メッセージは、就任後初の3・1独立運動記念式典での演説と比較すると次第に和らいでいる印象だ」と指摘。就任後初となる2018年の同式典での演説では、慰安婦問題について「戦争の時期にあった反人道的な人権犯罪行為は『終わった』という言葉で覆うことはできない」などと日本政府を批判していたことと比較した。

その上で、「今年の演説も昨年と同様、日本との未来志向的な関係構築に主眼が置かれた。昨年7月の日本の輸出規制措置に触発された日韓の葛藤が、現在まで継続している点を考慮したものとみられる」と分析。また、新型コロナウイルスの感染が拡大している事態を受け、「日本との経済的な問題で葛藤を続けるよりも、防疫協力が急がれるというメッセージが込められたものと読み取れる」と伝えている。

これに、韓国のネットユーザーからは、「最初の頃は反日感情を利用して支持を得ようとしていたのに」「2025年の教科書には『売国奴、文在寅』という見出しを補足する必要がありそうだ」「本当に恥ずかしい。こんな人が韓国の大統領だなんて」などといったコメントが寄せられている。

一方、「反日運動にはこれ以上乗せられない」「いつまでも『過去だ』と言っていないで未来に進もうよ」「隣の国が大変な時は、互いに助け合わないと」などといった声も上がっている。(翻訳・編集/関)

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