政府の防疫に自信を見せていた文大統領、感染者急増受け「国民も防疫主体」

Record China    2020年2月26日(水) 5時40分

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24日、韓国・朝鮮日報によると、文大統領が新型コロナウイルスの防疫について「それぞれが防疫の主体であるという気持ちで臨まなければならない」と述べた。写真は文大統領(韓国大統領府Facebookより)。

2020年2月24日、韓国・朝鮮日報によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、新型コロナウイルスの防疫について、同日、専門家らを同国大統領府に招いて開いた首席・補佐官会議で、「新型コロナウイルス対策委員会と疾病管理本部、地方自治体、民間医療機関、さらには国民まで一つになり、それぞれが防疫の主体であるという気持ちで臨まなければならない」と述べた。記事は、「各界による防疫総力戦を求めた文大統領のこのような言及は、先週末に新型コロナウイルスの感染者が急増したことを受けてのものとみられる」と伝えている。

記事によると、文大統領は21日に開かれた内需・消費業界懇談会では、「政府が状況の変化に合わせて防疫に総力を挙げているので、国民の皆さんは政府の対応を信じて、安全への心得を徹底して守りながら経済活動に臨んでほしい」と述べた。18日の国務会議でも政府の防疫能力に自信を見せていた。一方、24日の首席・補佐官会議では、出席した専門家らを前に、「先生方と政府が共に取り組むことで、国民はより安心するのではないか。状況が終息するまで政府と民間をつなぐ役割を果たしてほしい」と述べた。

これに、韓国のネットユーザーからは、「今、韓国は無政府状態だ」「世界で一番無責任な大統領」「政府が無能だと改めて感じた」「事態の深刻さが分かったのなら、これ以上、国民を不安がらせないで」「この政権が、行政推進能力がない理想論者たちの集まりであることがよく分かった」「国が国民を守ってくれないから、国民は自ら守ろうとしている」「中国にはマスクを送って、国民にはなぜ供給しないの?」などと、政府や文大統領の対応に批判や怒りの声が上がっている。

一方、「国家は個人を守ってはくれない」「政府、市民それぞれが自分の役割を果たせばいい」などと、事態終息に向け、国民の努力の必要性を指摘するコメントも見られる。(翻訳・編集/関)

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