【CRI時評】中国企業の生産再開は世界産業チェーンの安定維持にもつながる

CRI online    2020年2月19日(水) 11時40分

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韓国の現代自動車は2月初旬、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で中国からの部品供給が止まったため、国内の生産ラインを一時停止することを余儀なくされた。 2月17日に中国の一部の部品メーカーが操業を再開すると、現代自動車は、中韓両国政府が全力で協力するなどの後押しの下で、ほぼすべ...

 韓国の現代自動車は2月初旬、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で中国からの部品供給が止まったため、国内の生産ラインを一時停止することを余儀なくされた。

 2月17日に中国の一部の部品メーカーが操業を再開すると、現代自動車は、中韓両国政府が全力で協力するなどの後押しの下で、ほぼすべての生産ラインを再稼働することを決めた。

 十数日間隔で伝えられたこの2つのニュースは、世界の産業チェーンにおける中国の重要な地位を反映している。感染症の予防と抑制が積極的な成果を得る中、中国企業の操業と生産の再開は、自らのためであるだけでなく、世界の産業チェーンの歯車を安定的に動かし、全世界の共通利益を守るためのものでもある。

 マッキンゼーの研究組織であるマッキンゼー・グローバル・インスティテュートは2019年のリポートで、中国の世界経済に対する依存度が相対的に低下する一方で、世界の中国経済に対する依存度は高まっているという重要な結論を出している。事実とデータが証明するように、中国は、全世界で唯一のすべての工業部門を擁する国として、サプライチェーンの優位性は高く、とりわけ家庭用品やハイテク部品、アパレルなどの業界におけるグローバルな産業チェーンは、中国に大きく依存している。

 したがって、中国が感染症の予防と抑制をしっかりと行うことは世界に対する責任であり、操業と生産を再開し経済を活性化させることも世界に対する責任だ。米アップルを例にとると、世界に約800カ所あるサプライヤー工場の約半数が中国国内にあり、スマートフォン「iPhone」を含む大部分の製品が中国で生産製造されている。アップルは17日に発表した投資家向けの声明で、中国のすべてのiPhone製造パートナーが生産を再開したと述べている。アップルは、感染症の影響により世界規模でiPhoneの供給が不足するとの見通しを示した一方で、「業務への影響は一時的」としている。(CRI論説員)

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