「慰安婦の加害者は日本ではない」発言の韓国教授、講義から外される

Record China    2020年2月17日(月) 16時20分

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14日、韓国・聯合ニュースは、昨年、大学の講義中に「慰安婦は売春の一種」と発言し物議を醸した、延世大のリュ・ソクチュン教授が、同大の20年度1学期の講義者リストから削除されたと伝えた。写真は延世大学。

2020年2月14日、韓国・聯合ニュースは、昨年9月、大学の講義中に「慰安婦は売春の一種」と発言し物議を醸した延世大社会学科のリュ・ソクチュン教授(66)が、同大の2020年度1学期の講義者リストから削除されたと伝えた。

記事によると、これまでリュ教授に割り当てられていた、同学科の専攻科目「経済社会学」と教養科目「大韓民国の産業化と民主化」の担当教授の名前が、20年度1学期の講義者リストでは空欄になっているという。

これについて「延世大学社会学科リュ・ソクチュン教授事件学生対策委員会」は、「大学でリュ教授の講義の開設について議論が進められていることを把握した」「リュ教授が当該講義を再び担当する可能性は低く、他の教員が代わりに担当する可能性が大きいと判断した」とする見解を示した。

「リュ教授事件」を調査してきた同大倫理権利委員会は最近、リュ教授を教員人事委員会に諮った。人事委員会がリュ教授を懲戒処分とすべきと結論を出した場合、懲戒の可否は、最終的に教員懲戒委員会で審議するという。

リュ教授は昨年9月、「発展社会学」の講義中に、日本の植民地時代の慰安婦について「直接的な加害者は日本ではない。慰安婦は売春の一種だ」と発言し物議を醸した。

リュ教授の名前が、同大の講義者リストから削除されたことに、韓国のネットユーザーからは、「当然だ。こんな人に講義をさせる?」「社会学を教える前に社会について勉強すべき」「親日派は早く追放しなければ」「慰安婦問題は検証の必要はない。教授である人が、そんなことも分からないなんて」「雇用した延世大も問題だ」など、リュ教授や延世大に対する厳しい声が上がっている。

一方、「表現の自由があるじゃないか。リュ教授頑張って」「学者が知識と論理に基づいて研究結果について講義しているのに、反日感情で『親日派』と罵倒し、人格を否定する国民の民度も問題だ」「表現の自由がない朝鮮半島。真実と向き合う勇気がない国民」などといったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)

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