日本のバレエ団が中国国歌合唱し「武漢頑張れ!」=中国ネット「感動した」「国歌誕生の背景を…」

Record China    2020年2月13日(木) 16時0分

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13日、中国版ツイッター・微博で日本のバレエ団が中国国歌を合唱する映像が大きな注目を集めている。

中国を中心に新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が続く中、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で日本のバレエ団が中国国歌を合唱する映像が大きな注目を集めている。

歌っているのは松山バレエ団。映像は12日に撮影されたものだという。幕が上がると男性司会者が、「数千年もの長い間、中国は日本にこのような大切なことを教え続けてきてくださいました。人間の最も大切な瞬間は、一番苦しい時です。その時こそ、その時こそ、人の力が一番あふれ出る時なのです、と。めげず、くじけず、へこたれず、あきらめず、この見えない敵と粘り強く闘って、必ずや勝利を呼び込みましょう!」とあいさつ。続いて、舞台上のバレリーナらが中国国歌である『義勇軍進行曲』を合唱し、最後は全員で「中国を愛している!武漢頑張れ!中国頑張れ!人類頑張れ!」と唱和した。

この映像は、中国中央テレビ(CCTV)の微博アカウント・央視新聞のほか、共産党系の環球時報、映像メディアの梨視頻、新浪新聞のアカウント・頭条新聞など、大手メディアが次々に取り上げた。それぞれの投稿には合わせて20万を超える“いいね”と1万を超えるコメントが寄せられるなど、ネットユーザーの注目度も高い。

コメント欄には、「日本は今回、本当に良くしてくれている。ありがとう」「みんな真面目に歌ってくれてるのが分かる」「日本の今回の熱烈ぶりは怖いくらいだ」「日本人がこんなふうに中国を支えてくれるなんてすごいことだよ。両国が互いに尊重して、理解して、支え合うことができますように!」「日本はもう、毎日毎日なんだよ。感動で死んでしまうよ!」といった称賛の声が多数並んだ。

一方で、「ちょっとやり過ぎじゃないかな」「このままいったら、来年の『春晩』(中国の年越し番組)に出演するだろうね(笑)」「彼らはきっと『義勇軍進行曲』が誕生した背景を知らないのだろう(泣)」「国歌まで歌わなくてもいいと思う。でも、ありがとう!」といった声や、「教えてあげる。松山バレエ団ずっと中国に対して友好的で、何度も中国公演に来ているんだよ」という声も見られた。

松山バレエ団は1958年からたびたび訪中公演を行っており、その回数は16回に上る。17年には日中国交正常化45周年を記念し北京・上海で公演。18年には日中平和友好条約締結40周年記念公演を重慶・武漢・鄭州青島・北京で行った。

環球時報の取材に対し担当者は、「新型コロナウイルスと必死に闘う中国人民の姿に感動している。ウイルスに打ち勝って、引き続き世界平和、アジアの安定に貢献してほしい。そんな気持ちから、けいこの合間に中国国歌を歌って応援することを思いついた」「中国人民の努力に対して、心からの尊敬と称賛を表したかった」などと語ったという。(翻訳・編集/北田

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