「潜伏期間24日」は0.1%以下の「極端な例」=鍾南山氏

CRI online    2020年2月12日(水) 17時10分

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感染症対策の専門家である鍾南山氏はこのほど発表した論文で、新型コロナウイルスによる肺炎の潜伏期間は「最長24日間に及ぶ」と示したとの報道がありました。これについて、鐘氏本人が11日、中央広播電視総台(CMG、チャイナ・メディア・グループ)のインタビューを受け、「特殊な例から全体...

 感染症対策の専門家である鍾南山氏はこのほど発表した論文で、新型コロナウイルスによる肺炎の潜伏期間は「最長24日間に及ぶ」と示したとの報道がありました。これについて、鐘氏本人が11日、中央広播電視総台(CMG、チャイナ・メディア・グループ)のインタビューを受け、「特殊な例から全体を決めつけてはいけない」と補足しました。

 鐘氏は「この論文は、国家衛生健康委員会の委託を受け、数十の病院が調査研究を経て共同執筆したものだ。この中で、新型コロナウイルスによる肺炎の潜伏期間は0~24日間としている。実際のところ、潜伏期間が24日だったのは1099人のうち1人だけであり、千分の一以下である。この極端な例で全体を総括してはいけない。今回の場合は、科学的な方法として四分位範囲(IQR)で統計を出すべきである。この方法で計算した結果、ほどんどの感染者の潜伏期間は2日で、中央値は4日となる。また、今回発表された論文は正式な文章ではなく、原則的にはその中のデータをメディアが引用したり、臨床研究の参考にしてはならない。潜伏期間が最長24日間に及ぶ患者がいたことについて、過度に注目し、必要以上に取り上げるべきではない」と指摘しました。(提供/CRI

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