日本の人気漫画「ヒロアカ」が中国侮辱?中国ネットで批判殺到「これは中国侮辱でなく…」

Record China    2020年2月4日(火) 16時10分

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週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画『僕のヒーローアカデミア(略称:ヒロアカ)』の登場人物の名前をめぐる問題が3日、中国版ツイッター・微博でも伝えられた。写真は731部隊跡地。

週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画『僕のヒーローアカデミア(略称:ヒロアカ)』の登場人物の名前をめぐる問題が、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも伝えられた。中国のネットユーザーから多数の反響が寄せられている。

報道によると、2月3日発売の週刊少年ジャンプ10号の同作に、改造人間を生み出す悪役のキャラクターが「志賀丸太」という名前で登場した。「丸太」は、戦時中に人体実験を行ったとされる旧日本軍の「731部隊」が中国人捕虜らの呼称に用いていたことから、ツイッターなどで批判の声が上がった。

騒動を受け、週刊少年ジャンプ編集部は3日、公式ウェブサイトで「(志賀丸太という名前が)『過去の史実を想起させる』とのご指摘がありました。命名にあたり、作者や編集部にはそのような意図はありません。しかしながら、無関係の史実と作品を重ね合わせられることは本意ではないため、作者と相談の上、コミックス収録時に当該人物の名前を変更することにいたしました」と説明した。

また、作者の堀越耕平氏も同日に自身のツイッターで「歴史的な出来事を想起させるというご意見を多くいただいています。命名にあたり、そのような意図を込めたつもりはありませんでした」と説明。「ご指摘のお声を重く受け止め、今後は名前を差し替えさせていただきます」とつづった。

この騒動は、微博でも複数のアカウントが紹介している。あるブロガーは「堀越耕平の『僕のヒーローアカデミア』に中国侮辱疑惑」と題するツイートで、「なぜドクターの名前が丸太である必要があるのか」「被害者と被害国家を汚すことだと思う」「これは大問題。明確な意思を感じる」「謝罪は?」などの日本語のコメントや、「マルタを使うな」などと書かれた英語や韓国語のコメントのキャプチャ画像を転載して紹介した。

微博では数万件に上るコメントが寄せられており、ネットユーザーからは「中日友好の兆しが見えてきた矢先に…」「これは中国侮辱ではなく反人類だ」「超えてはいけない一線の問題」「他のキャラクターの名前の付け方から言って、作者が(丸太の意味を)知らなかったはずはない」「ずっと『ヒロアカ』を見てきたけど見るのをやめるよ。(自分のアカウントの)ヒロアカに関する投稿が多すぎて削除し切れないけど、許してください」「第1話から、徐々に人気が出てくるのをずっと見てきた。でも中国侮辱は我慢できない。今日でさようならだ」など、批判的なコメントが殺到している。(翻訳・編集/北田

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