新型肺炎広がる中国で通販大手がマスクの値上げ禁止=中国ネットからは称賛と感謝

Record China    2020年1月22日(水) 14時30分

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新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中国で、アリババグループが運営する大手ECプラットフォームのタオバオと天猫は出品者らにマスクの値上げを禁止した。写真は武漢市内の薬局。

新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中国で、アリババグループが運営する大手ECプラットフォームのタオバオ(淘宝網)と天猫(Tmall)は出品者らにマスクの値上げを禁止した。

中国では、武漢市で最初に確認された新型コロナウイルスへの感染者が北京市、上海市、重慶市などで発見されており、人々が次々にマスクを買い求めている。複数の中国メディアが「一部のECプラットフォームでは、マスクが値上げされたり品切れ状態になったりしている」と報じており、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)ではマスクに関連するワードが検索キーワードランキングの上位に入った。

そうした中、タオバオは21日夜に微博のアカウントで声明文を発表。「先ほど、われわれはタオバオと天猫でマスクを販売する全ての出品者に対してマスクの値上げ禁止を通知しました。現時点で、マスクの在庫は十分にある状態です」「消費者の皆さまには手頃な価格の、良質なマスクをお買い求めいただけます」などとした。

さらに、「今後数週間の春節期間中も、(同グループの)阿里健康が提供する『急送薬』サービス(一部の都市で医薬品を24時間年中無休で30分以内に配達するサービス)は休止いたしません。タオバオのアプリから検索していただくことで、該当する都市の皆さまにはお近くのドラッグストアからマスクや消毒液といった衛生用品をすぐに、便利にお届けします」と宣伝した。

タオバオの対応には中国のネットユーザーから称賛や感謝の声が上がっている。投稿には、「必需品のマスクが値上げされていいはずがない」「肺炎流行に乗じて値上げを行うような業者は許せない」「みんなで一緒にこの難関を乗り越えよう」「みんな、無事にいい春節を過ごしてね」といったコメントも寄せられた。(翻訳・編集/岩谷)

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