人民網日本語版 2020年1月20日(月) 11時40分
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カチカチに凍った梨に、キンキンに凍り付いた塩漬けの太刀魚はいかが?
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カチカチに凍った梨に、キンキンに凍り付いた塩漬けの太刀魚はいかが?中国の東北地方では、冬場はあらゆるものがカチンコチンに凍りついてしまう。新鮮な魚も、甘酸っぱい梨も、口当たりの良い柿もカチカチのコチコチになってしまうが、だからこそ美味しい。是非とも東北地方のこうした凍った食べ物を味わってみよう!中国新聞社が伝えた。
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人気検索ワードの「中国の南方に住む人々と北方に住む人々、どっちが寒さに強い?」という話題に対し、東北に住む人々は一笑に付すだけ。そして歯を食いしばり、渾身の力を込めて暖かい布団から飛び出し、気力だけを頼りに綿入れの上着を三枚重ね着して、勇気を振り絞って寒さに凍てつく1日をスタートさせるのだ。
氷雪大世界、それはまさにマイナス25度の大型冷蔵庫の世界。スタッフからもらった発熱する靴の中敷きで、足はポカポカ汗をかいたが、顔は寒さでヒリヒリしている。
「中国で最も寒い小鎮」として知られている黒竜江省大興安嶺呼中区は、マイナス53.2度という観測史上最低気温の記録があるほどで、インスタント麺を箸ですくって持ち上げれば瞬時に凍り付いて直立し、生卵を割れば一瞬にして「卵氷」となって固まってしまう。
東北の冬はメイクアップアーティストのようだともいえる。外に出ると顔がすぐに寒さで赤くなり、さらにしばらくするとまつ毛には霜がついて、まるでマスカラを塗ったようになる。
春節(旧正月、今年は1月25日)の年越しが近づくと、人々は正月用品をせっせと買い込むことになる。東北には、いわゆる「冷凍食品市場」なんて言い方はない。なぜなら冬になると市場に出回る商品は全部凍ってしまうからだ。
東北の「冷凍食品」の凄さを再度検証してみよう!
東北ではこの時期、「冷凍食品」というカテゴリは存在しない。なぜなら戸外に置かれた食品全部が「冷凍」状態だから。
辣条(棒状のピリ辛おやつ)やキュウリ、寿司が串刺しになった「暗黒」冰糖葫芦(サンザシの飴がけ)もカチンコチンに。
東北では魚も水揚げすると瞬時で凍ってしまい、「大きなアイスキャンデー」に。
しかし、外で寒さに凍える東北の人々はいったん家の中に入るや、まるでリベンジするかのようにありとあらゆる暖かさを享受する。ジワジワと下から熱気が押し寄せるオンドルに座り、ポカポカしたスチームに寄りかかり、鉄鍋で作ったアツアツの煮込み料理を食べれば、たちまち大粒の汗がダラダラと流れ、顔も暖かさから真っ赤に火照ってくる。
さもなくば、氷で作った部屋で、氷の椅子に座り、氷のテーブルに凍った食材を並べて、氷火鍋を始める。
カチコチで歯もたたないような凍った食品を、火鍋にすればたちまち軟らかく美味しくなるというもの。これぞ「硬い飯を軟らかく食す」東北人というわけだ。そして1年間で最も寒さが厳しい冬に、熱心に忙しく立ち働く。これこそが「体は冷たいがハートは熱い」東北人なのだ。東北の冬がどれだけカチンコチンなのか実際に体験してみたらわかるかもしれない。(編集KM)
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