完全にシステム化されたロボットレストラン、広州でオープン―中国

人民網日本語版    2020年1月20日(月) 5時30分

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碧桂園傘下の千璽ロボット餐飲集団はこのほど、独自開発したコア技術を使うFoodomロボット中国料理旗艦店が、「美食の都」と呼ばれる広州市の珠江新城花城匯広場で正式に開業したと発表した。

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碧桂園傘下の千璽ロボット餐飲集団はこのほど、独自開発したコア技術を使うFoodomロボット中国料理旗艦店が、「美食の都」と呼ばれる広州市の珠江新城花城匯広場で正式に開業したと発表した。中国新聞網が伝えた。

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同レストランにはロボット設備46台が配置されており、いつでも利用客にサービスを提供できる。中には、炒めものロボット、炊き込みご飯ロボット、ドリンクロボット、揚げものロボット、スイーツロボット、配膳ロボットなどがあり、利用客に多様なサービスを提供する。

利用客はレストランに足を踏み入れると、SF映画のような光景を目の当たりにする。迎賓ロボットが会話をし、自動的に障害物を回避し、席まで案内してくれる。カクテルロボットは手を忙しく動かし、人の手にも負けないカクテルを出してくれる。ハンバーグロボットは秩序正しい動きで、注文を受けてから90秒でハンバーグを作ってくれる。

レストラン内には巨大な透明のガラス壁があり、食事エリアと厨房を分けている。壁の内側の作業エリアには炒めものロボット、同時に24食を作れる炊き込みご飯ロボットが32台設置されている。利用客が着席し携帯電話でコードをスキャンし注文すると、注文を受けたロボットは直ちに厨房で自動的に食材を仕分け、それを組み合わせ、炒めものロボットもしくは炊き込みご飯ロボットに送り届ける。後者は指定された時間内に調理と盛り付けを終え、頭上の軌道システムにより食卓に正確に送り届ける。利用客は料理をトレーから取るだけで食べられる。

また、レストランには独自開発した設備調節システム、注文システムなどのスマートシステムがある。千璽ロボット餐飲集団研究院の閻維新(イエン・ウェイシン)院長によると、レストランは注文された料理を一つずつに分け、同時に作ることができる。設備の調節・管理を統一的に行い、人とロボットの協働により、設備の可視化管理やリアルタイムな双方向交流などが可能だ。利用客サービスシステムは各ルートからの注文、複数の決済方法、多種類の飲食業態をサポートする。

このレストランの利用客は着席し注文した後、テーブルを離れる必要がない。料理は色・香り・味と三拍子揃っており、従来のレストランの広東料理とほとんど変わらない。世界中国料理名調理師交流協会理事を務める中国料理名人の称号を持つ林潮帯(リン・チャオダイ)氏は、「標準化されたパソコンにより、ロボットは人よりも上手に味をコントロールできる」と評価した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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