中国江蘇省常州市の高速道路で14日午後、車から降りた男性が4車線を歩いて横切る騒動があった。15日付で中国メディア・茘枝新聞が伝えた。

車は追い越し車線上に停車し、助手席から降りた男性は道路を悠々と横切りガードレールを乗り越えたあと、5分ほどして車に戻ってきた。映像を監視していた同市の交通警察は、すぐにナンバープレートから車の所有者を割り出し、運転手に交通警察の管理局に来るよう命じた。

その後の調べで、助手席から降りた男性は当時運転していた車の所有者の弟で、2人は春節に向けて帰省する途中だったことが分かった。高速道路を走行中、弟が突然腹痛を訴えたため、兄は弟が草むらで用を足す間、車を停めて待つことにしたという。

記事は「旅客車両以外の自動車が高速道路上で停車する行為は、法律により200元（約3200円）の罰金と違反点数6点の加点に科される」と説明。「春節の混雑に向け、警察も高速道路を利用する運転手や同行者に対し、事前によくトイレ休憩などの計画を立て、安全な旅を心掛けるよう促している」と伝えた。（翻訳・編集/岩谷）