外資が保有する中国の債券が2兆元超に―中国メディア

人民網日本語版    2020年1月14日(火) 15時0分

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世界で利回りがマイナスの債券の規模が相次いで記録を更新する状況の中、中国の債券市場は持続的に開放を拡大し、外資参入ルートをスムーズにし、大勢の国際的投資家の人気を集めている。写真は人民元。

世界で利回りがマイナスの債券の規模が相次いで記録を更新する状況の中、中国の債券市場は持続的に開放を拡大し、外資参入ルートをスムーズにし、大勢の国際的投資家の人気を集めている。2018年12月以降、海外資本は13カ月連続で中国の債券を買い増しした。中国外貨取引センターがこのほど発表したデータによると、19年には海外機関投資家が中国の債券3兆2000億元(約51兆2000億円)を購入し、2兆1000億元(約33兆6000億円)を売却し、純買い入れ額が1兆1000億元(約17兆6000億円)になった。北京日報が伝えた。

19年12月末現在、海外機関投資家2608社が中国銀行間債券市場に参入し、海外機関が保有する人民元建て債券の規模は2兆1877億元に達した。現在、中国の債券規模全体に占める国債の割合は依然として低いが、国際債券市場では中国国債が最も流行する債券の種類となっている。

データによると、19年12月末現在、外資の中国国債保有額は1兆3100億元に達し、外資の中国債券委託管理規模の69.74%を占めた。グローバル経済の下ぶれ圧力が強まる中、人民元レートの切り下げ観測が弱まり、金利差によって中国の債券が「人気者」になった。

19年には、世界のマイナス金利の債券の規模は17兆ドルを超え、過去最高を更新した。19年12月13日現在、米中の10年国債は金利差が120ベーシスポイントに達して過去最高水準となり、主要エコノミー間の競争における中国債券市場の収益率の優位性も徐々に顕在化した。業界の予測では、20年には海外機関が中国の債券の配置を目に見えて強化し、規模は7000億元(約11兆2000億円)から1兆元(約16兆円)超に達する可能性があるという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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