韓国国民の反感に疲れ?日系の駐韓米国大使が辞任の意向示す

Record China    2020年4月10日(金) 15時10分

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9日、韓国メディア・ソウル経済によると、「ハリス駐韓米国大使が今年11月に辞任する意向を表明した」との報道が韓国で注目を集めている。写真は韓国の米国大使館。

2020年4月9日、韓国メディア・ソウル経済によると、「ハリス駐韓米国大使が今年11月に辞任する意向を表明した」との報道が韓国で注目を集めている。

記事によると、米ロイター通信は「ハリス大使が『トランプ大統領の再選の可否に関係なく11月の米大統領選挙以降は韓国に滞在するつもりはない』と述べた」と伝えた。突然の辞任計画に対する具体的な理由は明かされなかったという。

これについて記事は「韓国国民からの反感にプレッシャーを感じていたとの見方が出ている」とし、「ハリス大使は北朝鮮との非核化交渉や日韓GSOMIAなど米韓間に政治的問題が浮上するたびに、駐在国の大使としては異例の政治的発言をして物議を醸してきた」と説明している。ハリス大使が日本人の母親を持つことから、ハリス大使に対する「口ひげが(朝鮮半島統治時代の)日本人総督のようだ」などの人種差別的発言も相次いでいたという。

また、ハリス大使が11月に辞任する場合は、承認が難しいことで有名な米上院外交委員会の聴聞会を通過する必要があるため、駐韓米国大使のいない空白期間の長期化を懸念する声も出ているという。韓東大のパク・ウォンゴン教授は「ハリス大使に対する韓国内の世論が非常に悪いため、大使の交代も米韓関係を強化する1つの方法だ」としつつも「米大統領選挙期間と新型コロナウイルス感染事態により新たな大使の任命が遅れる可能性が高い」と指摘。峨山政策研究院のチャ・ドゥヒョン研究員は「米国大使の主要業務は韓国の高官と会い、重要な情報を収集すること」とし、「大使代理が会うことのできる韓国の高官は限られているため、米韓間の意思疎通に支障が出る可能性がある」と懸念を示したという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「よかった。韓国に親日大使は必要ない」とハリス大使の辞任計画を歓迎する声が上がっている。また「彼は内政干渉がひどかった。外交官の役割を全く分かっていない」「米国大使というより日本のスパイのようだった」などハリス大使への批判の声も。

その他、米政府に対しても「韓国への配慮が足りない。だから日本の血が入った人を駐韓大使に任命できたんだ」「日系米国人を歓迎する人なんていない。韓国系米国人を大使にするのが米国の国益のためにもいいのでは?」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

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