中国の法律事務所がトランプ大統領に手紙「14億の中国人に謝罪を!」―中国メディア

Record China    2020年3月25日(水) 12時30分

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北京の法律事務所が23日、トランプ米大統領に対し、中国人への謝罪などを求める手紙を送った。

北京市の高通法律事務所が23日、トランプ米大統領に対し、中国人への謝罪などを求める手紙を送った。中国メディアの中国経済週刊が24日付で報じた。以下はその内容。

トランプ様

当法律事務所は、あなたが16日、ツイッターで世界中で広まっている新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と発信し、19日にホワイトハウスで行なった記者会見でもこの誤った呼称を再び使ったことを注視しています。私たちは中国国民、中国の弁護士として、貴大統領の極めて誤った発言について、以下に記します。

世界保健機関(WHO)は2020年2月11日、新型コロナウイルスを“COVID-19”と正式に命名することを厳粛に宣言しました。ウイルスを特定の国家や地域と結びつけることに明確に反対し、汚名を着せることにはさらに強く反対しています。WHOは国際連合の専門機関で、世界的に権威のある公衆衛生の機関として“COVID-19”の名称を取り決めました。米国を含め、加盟国は順守すべきです。

新型コロナウイルスの発生源がどこであるかは、非常に厳密かつ厳粛に確かめる必要のある科学・技術的な問題で、発生源を確定するには科学者を通してさかのぼる必要があります。新型コロナウイルスの発生源についてまだ定説がない中、貴大統領は公然と何度も「中国ウイルス」と呼び、中国に汚名を着せました。中国国民はこれに対して激しく憤り、断固として反対しています。

貴大統領が新型コロナウイルスの誤った呼称を使ったことで、国際社会では重大な好ましくない結果が生まれました。人種差別が起こっている疑いがあり、すでに米国や他の国の華人と華僑、そして(中国系ではない)アジア系の人々までもが、不公平に扱われ、さらに差別と攻撃を受けています。

今年1月から現在に至るまで、中国政府と中国国民は共に協力し、大きな犠牲を出して国内の新型コロナウイルスの流行を効果的にコントロールできるようになり、全世界の人々が徹底的にウイルスに打ち勝つ自信と模範を与えました。しかし、あなたが新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼ぶ誤りは、中国人の名誉権を著しく侵害しました。こうした事実を踏まえ、「中華人民共和国民法総則」第110条、第179条の規定に基づき、当法律事務所は以下を正式に要求します。

1.誤った発言を訂正し、直ちに「中国ウイルス」という中国に汚名を着せる呼称の使用を停止すること。

2.誤った発言をしたことについて、直ちに14億の中国人に謝罪すること。

3.誤った発言によって米国の華人・華僑が受けている差別や攻撃を直ちに無くすこと。

私たちは法に基づいて裁判所で訴訟を起こす権利を持ち、中国国民としての合法的な権益と尊厳を維持します!

以上、よろしくお願い致します。(翻訳・編集/毛利)

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