「元慰安婦を侮辱」で韓国人教授を罷免、裁判所が「正当」と判断

Record China    2020年1月28日(火) 11時50分

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26日、韓国・聯合ニュースによると、元慰安婦を侮辱したとして罷免された教授の控訴審で、裁判所が「罷免は正当」との判断を下した。写真はソウルの日本大使館前の慰安婦像。

2020年1月26日、韓国・聯合ニュースによると、元慰安婦を侮辱したとして罷免された教授の控訴審で、裁判所が「罷免は正当」との判断を下した。

記事によると、韓国の光州(クァンジュ)高裁は同日、順天(スンチョン)大学の元教授が同大学を相手に起こした罷免処分取り消し訴訟の控訴審で「控訴を棄却した」と明らかにした。

元教授は2017年4月26日、授業中に元慰安婦について「多くの人は知った上で行った。日本に連れて行かれた人たちも、実はみんなその気があったからついて行った」と発言して物議を醸していた。また、学生らに対しても「雑巾」「おかしい奴」などと呼ぶなど、16年10月から17年4月まで数回にわたり授業中に「不適切な発言」をしたとされている。

これを受け、大学側は17年10月に懲戒委員会を開き、誠実の義務と品位維持に違反したとして罷免を決定。市民団体は名誉毀損(きそん)の疑いで告発し、19年2月に最高裁判所で懲役6カ月の実刑が確定した。裁判で元教授は「元慰安婦が誘惑され動員された場合も多いということを強調するための発言だった」と主張したが裁判所は認めず、「不適切な歴史観や単語を何度も使用しており、故意性があることは明らか」と判断したという。

これを受け、韓国のネット上では「親日派の特徴。自分たちを正当化するために被害者を苦しめる」「名前を公表すべき」「どんな勉強をしてきたの?教授の地位はお金で買ったの?」など元教授に批判的な声が上がり、「こういうニュースを見るたびに元慰安婦らが心配になる。こういう人たちのせいでいつまでも被害者」と元慰安婦らを気遣うコメントも。

ただ、あるユーザーからは「反日扇動ばかりじゃなく前に進んで行くべき。過去にとらわれていては発展できない。文大統領みたいにね」と警鐘を鳴らす声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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