2020年2月3日、韓国・マイデイリーは、サッカーのイングランド・プレミアリーグ（EPL）のトッテナムに所属するソン・フンミンが、新型コロナウイルスに関連して人種差別を受けたと報じた。

記事によると、ソンは3日に行われたマンチェスター・シティとの試合後に現地メディアのインタビューを受けた際、二度小さくせきをした。これに現地のファンたちがネット上で「ソン・フンミンが新型コロナウイルスにかかった」とコメントしたという。

記事は、「ソーシャル・ネットワーク・サービス（SNS）でソン・フンミンを嘲笑するような合成写真が流布されている」とも報じ、「トッテナムの選手たちの集合写真でソン・フンミンを除いた他の選手たちの顔にマスクを合成している」と説明している。

これに、韓国のネットユーザーからは、「全世界が恐怖のるつぼに陥っているのに、それを人種差別に悪用するなんて」「トッテナムはソン・フンミンに人種差別したやつを全員告訴して」「なぜ同じ東洋人という理由でこんなひどい差別を受けなくてはならないのだろうか」「人種差別は無くさなければいけない！」「サッカー界の人種差別は本当にひどい」などと怒りの声が上がっている。

一方で「私もせきをしたら『もしかして（新型コロナウイルスにかかった？）』という考えになるかも」と、新型コロナウイルスのまん延に敏感になっていることをうかがわせるコメントや、「西洋人から見ると韓国は中国に隣接した国だからね」「韓国も中国人に対して同じような差別をしていないかい？」との声も上がっている。（翻訳・編集/関）