「脱日本化」効果?車用ディスプレイ市場で韓国メーカーが日本抑え世界トップに

Record China    2020年1月30日(木) 9時30分

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28日、韓国・マネートゥデイは「LGディスプレイが昨年、世界の車両用ディスプレイ市場で日本のメーカーを抑えて初めて1位の座に就いた」と伝えた。写真は韓国のタクシー。

2020年1月28日、韓国・マネートゥデイは「LGディスプレイが昨年、世界の車両用ディスプレイ市場で日本のメーカーを抑えて初めて1位の座に就いた」と伝えた。

英調査会社IHSマークイットの調べによると、韓国のLGディスプレイは昨年、世界市場でシェア20%(売上高基準)を占めた。2位はジャパンディスプレイ(JDI)で、シェア15.4%だった。LGが年間売上高でJDIを上回ったのは初めて。

特にメルセデス・ベンツやBMWなど高級完成車に搭載される10インチ以上の大型ディスプレイ市場で、LGディスプレイはシェア34.4%と、JDI(18%)を大きく上回ったという。記事は「JDIは車両用ディスプレイ分野で3年連続世界トップを維持していたが、LGにその座を明け渡した」と伝えている。

また、記事はLGディスプレイの好調の背景に「差別化された技術力、品質競争力、フッ化水素の脱日本化」があると分析している。「昨年7月に日本が半導体材料の対韓国輸出強化措置を取った後、LGディスプレイはすぐに日本製に代わる国産フッ化水素の代替テストに着手し、その後2カ月で量産に成功した。こうした競争力を土台に、今月初めには車両用pOLED(プラチック基盤の有機ELディスプレイ)の本格量産も開始した。一方、日本のメーカーはまだpOLEDの研究・開発段階のため、LGディスプレイのpOLED市場支配力は当面、続く見通し」などと伝えた。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「本当に韓国人は素晴らしい民族だ」「LGナンバーワン」「日本がいなければ経済は崩壊するとか言ってた人たちは面白くないだろうな」「LG応援しています」など、歓喜のコメントが殺到している。

一方で「また反日をあおっている。もともと自動車部門ではLGが1位だったし、ディスプレイ用フッ化水素は半導体用とは違い国内技術でも十分だったんだ。新しく開発したフッ化水素ではない」「安く売ってるからシェアがアップして当然。このまま低価格では赤字の沼から抜け出せない」など、冷静な意見も寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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