CMG台長による2020年新年のご挨拶

CRI online    2020年1月1日(水) 17時30分

拡大

  20...

  2020年1月1日,中国中央广播电视总台台长慎海雄通过中国国际广播电台和网络,向中央广播电视总台全球海外受众发表新年致辞。全文如下:

 2020年1月1日、CMG(チャイナ・メディア・グループ/中国中央広播電視総台)の慎海雄台長はCRI(中国国際放送局)とインターネットを通じて海外のCMG視聴者向けに新年のご挨拶を発表しました。全文は下記通り:

親愛なる友人の皆さん:

 「2020」はとても縁起のいい数字です。中国ネットユーザーの間では、「愛している 愛している」という語呂合わせになるからです。2020年の元旦を迎えるに当たり、私はCMG(チャイナ・メディア・グループ/中国中央広播電視総台)を代表いたしまして北京より新年のご挨拶をお伝えします!

 人類の歴史は一つ一つの歴史的瞬間により書き残されたものです。2019年にも多くの「瞬間」があり、それも永遠の記憶になりました。10月1日、我々は中華人民共和国成立70周年を盛大に祝いました。CMG制作のマルチリンガル・ドキュメンタリー・シリーズ『我ら道の上を行く』や、4K生放送映像を元に制作した映画『新中国成立70周年記念式典~国民の盾、平和の力~』などの作品を通して、皆さんは我々と共に新中国成立70年という類まれな旅をご一緒しました。私も大勢の友人から真摯な祝福の言葉をいただきました。イタリアの中国問題の専門家、フランセスコ・マリンジョ氏はそのメールの中で、「新中国成立70年の間に築き上げられた輝かしい成果を賞賛したい。中国人民はこれを誇りに思うべきだ」と綴っています。

 去る2019年、我々は進む道のりの中で一つ一つの中国の「瞬間」を掴み取ると共に、世界に向けてリアルで、立体的・全面的な中国の新時代をアピールしてきました。我々は「5G+4K/8K+AI」といった最新の放送技術を駆使して、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムや、アジア文明対話大会、マカオ祖国復帰20周年祝賀大会などの大型イベントを報道しました。我々が制作したマルチリンガル特番『習近平氏の好きな典故』や『国宝は語る』などは、皆さんが新時代の中国の価値観、中国の悠久の歴史と文化を理解するために多くの扉を開きました。また、世界規模で実施した視聴者参加型企画「中国と共に行く」や、マルチメディアによるクリエイティブ企画「中露ハッピータイム」、マルチリンガル・インフルエンサー企画などによって、我々は沢山の「中国ファン」を獲得しました。

 CMGが発足して2年になります。現在、ネット時代の法則として、我々は「進まずんば則ち退く、遅れて進めば則ち退く」をつくづく感じています。我々は、習近平主席による「正しい道を守りながら新たな道を切り開く。ニューメディアとニュープラットフォームをしっかりと建設し正しく運用する」との指示を銘記し、イノベーションのけん引力を堅持して、世界一流の新型主流メディア作りに向けて精一杯突き進んでいます。この一年間、我々は中国唯一の4K/8K映像音声制作放送国家重点実験室の建設をスタートさせ、5G技術によるニューメディア用視聴アプリ「央視頻」を立ち上げました。それと共に、「質の高い」コンテンツ・リニューアルを全面的に実施し、200以上の人気番組シリーズを制作して、視聴者が絶賛する番組を相次いで誕生させてきました。

 全面的・客観的かつ公正に世界中の関心の高い話題を報道することは、我々が一貫して遵守する鉄則です。我々は開放的・協力的な態度を持って国内外の同業者の皆さんと平等に交流してきました。この一年間、私はAP通信やロイター通信、フランス通信社、BBCなど150以上の国際メディアの責任者と話し合いを通じて交流を深め、友人の輪をどんどん拡大してきました。

 残念ながら、一部の西側メディアは、中国に関わる報道について、なぜか「選択性ある失明(ダブルスタンダード)」を働いて、根も葉もないうわさやデマなどをニュースとして報道しています。このような報道は真実性と信用性に欠けるもので、一部はまったくフィクションのようになってしまいました。我々は「事実はニュース報道の生命線だ」と考えています。想像によって報道し、ニュースをフィクションのように作成するならば、どんなメディアにとっても公信力に深刻な損害を及ぼします。これは、プロ精神を守るすべてのメディア人にとって警戒心を高めるべきことではないでしょうか。

 18世紀のイギリスの作家ウィリアム・ヘイズリット氏は「偏見は無知の子供である」との言葉を残しています。真実を求め、偏見をなくすことは非常に意義深いことです。CMGは今後も引続き、客観的かつ公正的な立場を堅持し、国際社会に向けて真実性ある事実と正義の声を伝えていきたいと思います。

 唐代の詩人・張九齢氏は「相知には遠近なく、万里なお隣たり」と綴っています。我々がこの星で出会えることは、何かのご縁としか思えないということです。ブラジルやアルゼンチンを訪問した際、私は、以前の赴任先である広東省のジャカランダや三角梅と同じような花を現地で見つけ、広東省のキャットバードと同じ種類の鳥の囀りを耳にしたとき、大変驚きました。また、イタリア、スペインを訪れた時、地元メディアの皆さんと舌鼓を打ったのは、故郷である浙江省の本場の味を思わせる現地の糯米酒とハムでした。「地球村」という概念を身にしみるほど感じさせることでした。この「村」に住む人々は往来し、交流し、融合するようになっています。メディア間の交流により、人々の隔たりと偏見がなくなり、皆いつか信頼し合える友人になっていくと、我々は常に考えています。

 2020年は中国が小康社会(いくらかゆとりのある社会)作りを全面的に勝ち取る年であり、14億もの人口が徹底的に貧困脱却を実現するという人類史上未曾有の偉業を成し遂げる年でもあります。CMGは、今後も更なる向上心とプロフェッショナルな基準をもって時代の流れを記録し、中国と世界の最新動向を伝え、人類運命共同体の構築のために、より多くのプラスのエネルギーを発信していきたいと思います。

 2020年は、世界中に愛が溢れますように!

 そして、中国と世界の皆さんにとって最高の一年でありますように!

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携