習主席が日韓首脳と会談、中国が「言ってほしいこと」を言った文大統領、安倍首相は…―中国メディア

Record China    2019年12月25日(水) 12時20分

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24日、新浪新聞は、中国で行われた日中首脳会談、中韓首脳会談で見受けられた細かい部分の違いについて解説する記事を掲載した。

2019年12月24日、新浪新聞は、中国で行われた日中首脳会談、中韓首脳会談で見られた細かい部分の違いについて解説する記事を掲載した。

記事は、24日に成都で開かれた日中韓首脳会談に先立ち、安倍晋三首相と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が23日にそれぞれ北京で中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談したと紹介。「二つの会談を比較すると、細かい部分で現在の日中関係、中韓関係の違いが見て取れる」とした。

そのうえで、新華社を通じて発表された習主席による日中首脳会談、中韓首脳会談時のコメントを比較。中韓会談では「両国は緊密な友人でありパートナーだ。この2年余り中韓関係は安定的な発展の方向性を保っている」とされており、「2年余り」という部分に朴槿恵(パク・クネ)政権時の高高度防衛ミサイル(THAAD)の問題が依然として大きな影を落としているという認識に立つものだとした。

一方、日中会談では「双方の努力の下で、日中関係の改善、発展が続いている」とされたとし、「中韓関係よりも日中関係の方がポジティブな捉え方をしている」との見解を示した。

また、習主席はいずれの会談においても世界の大変革の中における日中、中韓両国関係の在り方について言及したたものの、特に日本に対しては「グローバルな広い視野で考え、両国関係を画策し、互いを尊重し、細かい相違を認めながら意思疎通と協調を強化し、互いに協力し、相互利益を得る新たな局面を積極的に推進していくべき」とし、両国間の協力推進に対する強い意志を示したことが際立ったとしている。

記事はさらに、二つの会談における安倍首相、文大統領の発言についても比較。安倍首相は日中関係が良い方向に進んでいるとの認識を示すとともに、日本として経済、貿易、観光、文化、スポーツといったさまざまな分野で提携、第三者市場における協力、地域の問題での意思疎通強化を望んでいると熱弁したのに対し、文大統領は「香港や新疆の問題は中国の内政である」「両国関係は天と時、地の利を得ており、これに人の和が加わればきっと中韓関係の新時代を切り開ける」と語ったとした。

そして、日中関係が改善に向かう中で緊迫感を持っている文大統領は慎重に言葉を選び、中国が「言ってほしいこと」を的確にとらえるとともに、中国の古典から文言を引用することで中国文化に対する造詣の深さをアピールしたと解説。記事は「当然、言葉より行動の方が大切であるが、この点においては安倍さん、もっと努力が必要ですよ」と評している。(翻訳・編集/川尻

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