人民網日本語版 2019年12月25日(水) 9時20分
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中国第36次南極科学観測隊の隊員は23日、極地科学観測砕氷船「雪竜2」号の海洋セーリング観測記録装置を初めて使用し、水質環境調査を実施した。
中国第36次南極科学観測隊の隊員は23日、極地科学観測砕氷船「雪竜2」号の海洋セーリング観測記録装置を初めて使用し、南極海の海域「Cosmonauts Sea」(以下「同海域」)の東経50度の断面で水質環境調査を実施した。新華網が伝えた。
今回は先に行われたCTD(塩分、水温、圧力を計測する装置)採水作業に続く、もう一つの新装置による南極海水質環境調査となった。海洋セーリング観測記録装置は船尾に装置を取り付け曳航し、水温、塩分、葉緑体などに関するメータの断面情報の連続的な取得を実現している。
南極海は世界の気候、大洋の還流、熱輸送などに対して重要な影響力を持つため、水質環境調査は、南極海科学観測の重要内容だ。中国第36次南極科学観測隊の何剣鋒首席科学者は、「水質環境調査は、南極海の物理海洋学、海洋化学、海洋生物学の研究の基礎だ。水質環境調査により、海洋の水文状況、化学、生態などの資料を取得できる。南極海の海洋環境調査を強化し、南極海の世界的な気候変動における役割と影響の研究を掘り下げ、南極への認識をさらに深めることにプラスになる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集YF)
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