四川臥龍で初めて野生で亜成体の双子パンダの撮影に成功―中国

人民網日本語版    2019年12月20日(金) 10時50分

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四川臥龍国家級自然保護区管理局は17日、双子の野生亜成体パンダを捉えた赤外線カメラの画像と動画を発表した。

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四川臥龍国家級自然保護区管理局は17日、双子の野生亜成体パンダを捉えた赤外線カメラの画像と動画を発表した。同管理局が野生亜成体の双子のパンダをカメラ撮影したのは今回が初めてとなる。中国新聞網が伝えた。

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この双子のパンダの映像は、今年7月に四川臥龍牛頭山で撮影された。画像を見ると、標高3100メートルの牛頭山の冷箭竹林エリアで、2歳くらいで、ほぼ同じ体型の野生のパンダ2匹が仲良く遊んでいる。

臥龍保護区管理局の教授級シニアエンジニアである王鵬彦(ワン・ポンイエン)氏は、「このパンダは成年のパンダとは明らかに違いがあり、2歳くらいと想定できる。2017年の夏に生まれたパンダだろう」と分析する。

野生のパンダは通常1度の出産で2匹の赤ちゃんを産むものの、生き残るのは1匹だけのことが多い。もう1匹は母親パンダに遺棄されてしまう。では、この珍しい双子はどのようにして成長することができたのだろう?王氏は、「まず、臥龍は資源が豊富で、母親パンダが2匹の赤ちゃんを育てるのに十分なエサを確保できる。また、ほとんどの母親パンダは2匹とも育てるほどのパワーがないため、1匹を遺棄するが、この2匹の母親は母性本能が強いほか、適切な巣穴があるという重要な条件が整っていたのだろう。臥龍では、パンダは樹の幹の穴で赤ちゃんを育てる。もし、母親パンダが隙間なくすっぽりと入ることができる穴があれば、2匹の赤ちゃんをお腹の上にのせて、長時間だっこでき、赤ちゃんが地面に滑り落ちることもない。そうなると、母乳をあげたり、温めたり、赤ちゃんの排便の世話をしたりすることができる。そのように、2匹とも世話しやすい条件が整っていたため、双子のパンダが成長できたのではないか」と分析している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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