中国初の自動航行貨物船「筋斗雲0号」が初航行―広東省珠海市

人民網日本語版    2019年12月17日(火) 23時10分

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中国企業が開発した自動航行貨物船「筋斗雲0号」が15日、広東省珠海市の東澳島で初航行を行った。

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中国企業が開発した自動航行貨物船「筋斗雲0号」が15日、広東省珠海市の東澳島で初航行を行った。

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同日の初航行セレモニーにて、中国船級社科創試験センターの蔡玉良(ツァイ・ユーリアン)センター長は「筋斗雲0号の初航行は、船舶の自動航行技術の研究・開発、試験、標準制定の規範化に対して画期的な意義を持つ。操縦士を減らし無人自動航行を実現することで、船舶の設計・建造の突破を実現できる。同じ積載量であれば、建造費を2割以上、ランニングコストを2割削減できる。また燃費を15%改善し、排出量を大幅に削減できる」と述べた。

中国船級社、武漢理工大学、珠海市政府、雲洲智能などの機関が2017年末、小型無人貨物船プロジェクト「筋斗雲」を共同で開始した。「筋斗雲0号」の全長は12.86メートル、幅は3.8メートル、喫水は1メートルで、設計上の航行速度は8ノット。自動航行システムを搭載する需要に応じ、自動航行のため1000メートル以上のケーブルを敷設した。プロジェクトチームは今後、複数の船舶が遭遇した際の衝突回避や自動停泊の試験を行うことにより、内陸河川自動航行を実現する。

雲洲智能の張雲飛(ジャン・ユンフェイ)会長によると、「筋斗雲0号」はさらに自動航行船舶の輸送補給及び海洋分野の商業応用を模索する。また船級社、海事、航海保障などの機関と協力を展開し、自動航行船舶における標準制定の規範化を模索する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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