鳩山元首相「米国による対中経済圧力はグローバル化の発展規律に違反している」―中国メディア

Record China    2019年12月14日(土) 12時40分

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12日、中国青年報は、鳩山由紀夫元首相が貿易摩擦問題について語ったと伝えた。写真は鳩山氏。

2019年12月12日、中国メディアの中国青年報は、北京で行われた第6回友愛国際写真コンクールの授与式に出席した鳩山由紀夫元首相が、中国青年報のインタビューに応じ、米中貿易摩擦問題について語ったと伝えた。

鳩山氏は、「米国はかつて、経済のグローバル化の提唱者だった。しかし、米国の経済と産業はグローバル化の過程において多くの問題が出現し、経済衰退のリスクの中にある」と分析。その上で、「一方、中国経済は急速な発展を遂げ、対米輸出も増加し続けた。このような状況の中で米国は自国の利益を守るために、良好な発展を遂げている中国の産業に圧力を加えており、これは経済のグローバル化の発展規律に違反している」と語ったという。

また、「現在の米中貿易摩擦の情勢は、2020年の米国大統領選とかなりの程度関係がある」とし、来年になれば米中貿易摩擦と世界的な貿易構造は新たな発展方向を持つはずとの見方を示したそうだ。

記事は、「米国による自国第一主義の貿易政策は日本にも被害をもたらしている」と指摘。最近日本の国会で日米貿易協定が承認された。来年1月から最大約70億ドル(約7700億円)の米国農産品の関税を削減するが、米国は日本からの自動車やその部品の関税を撤廃しないため、野党からは不平等協定だとの批判が出ている。これについて鳩山氏は「日米貿易摩擦は米中とは異なっている。中国は大胆に自身の主張を述べ、自身の権利を守っているが、日本は基本的に米国に追随しているだけで、これは決して正しい選択だとは思わない」と語ったという。(翻訳・編集/山中)

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