中国報道官がBBC記者に言い返す「いったいどういうロジックなのか」―中国メディア

Record China    2019年12月12日(木) 17時20分

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11日、環球時報は、駐デンマーク中国大使がファーウェイと5G契約しないなら貿易協定を締結しないと脅したとされる疑惑を中国外交部が否定したと伝えた。

デンマーク中国大使が「華為技術(ファーウェイ)と5G契約を結ばないなら自由貿易協定を締結しない」と脅したとされる疑惑を中国外交部が否定した。11日付で中国紙・環球時報が伝えた。

記事によると、11日の中国外交部の定例記者会見で、駐デンマーク中国大使がデンマーク自治領のフェロー諸島に対し、ファーウェイと5G契約を結ばないなら自由貿易協定(締結)を取り消すと脅したという録音記録があると海外メディアが報じたことについて質問があった。

これに対し、華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は「あなたのこの質問は事実関係が間違っている。中国とフェロー諸島は自由貿易協定について話し合っていない。(話し合っていないのに)取り消すというのはどこから来たのか。また、中国大使が取り消すというのはどこから来たのか」と反問した。

華報道官は続けて、「米国の高官は世界中で中国企業を悪く言い、攻撃している。中国の特定企業と提携しないよう関係国を脅している。米国に注目すると、脅しとはどういうことなのかがよく分かる」と発言。そして、「私の理解によると、中国とフェロー諸島は良好なパートナー関係にあり、駐デンマーク中国大使がフェロー諸島の政府関係者と面会することは正常な職務の履行だ。語るのは友好と協力であり、守るのは中国企業の正当で合法的な権益だ。あなたの言うメディアの報道内容には誤りがあり、完全な悪だくみだ」と主張した。

記事によると、その後、BBCの記者から「中国大使はフェロー諸島の政府関係者との会談でファーウェイについて話し合ったのか」との質問が出たが、華報道官は「ファーウェイについて言及したかどうかで、何かの違いや実質的な意義があるとあなたは思うのか。米国の政府関係者は世界中で中国のファーウェイを悪く言い攻撃しているのに、中国大使が駐在する国の関係者と協力について話し合う際に中国企業の名前を出してはいけないというのか。これはいったいどういうロジックなのか」と答えた。

華報道官はさらに、「あなたは中国が、世界中で米国がわれわれのことを悪く言って攻撃できるのに、われわれの方は名前すら出すことができず、反論もできなかったかつての中国と同じだと思っているのか。あなたに言っておくが、そのような時代はもはや過去のものとなった。われわれには中国公民と中国企業の正当で合法的な権益を守る責任がある」と述べた。(翻訳・編集/山中)

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