中国の科学者、日本の仁科アジア賞を受賞

人民網日本語版    2019年12月10日(火) 12時50分

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仁科記念財団は東京會舘で6日、仁科記念賞の授賞式と晩餐会を開いた。同財団理事長、ノーベル物理学賞受賞者の小林誠氏は、「単一光子に基づく量子情報科学における多大な貢献」を表彰するため、19年度仁科アジア賞を中国科学技術大学の陸朝陽教授に授与すると発表した。

マイクロスケール物質科学国家研究センターによると、日本の仁科記念財団は東京會舘で6日、仁科記念賞の授賞式と晩餐会を開いた。同財団理事長、ノーベル物理学賞受賞者の小林誠氏は、「単一光子に基づく量子情報科学における多大な貢献」を表彰するため、2019年度の仁科アジア賞を中国科学技術大学の陸朝陽教授に授与すると発表した。科技日報が伝えた。

審査委員会は「陸教授は単一光子に基づく量子情報科学において多くの重要な進展を実現し、アジアが量子情報科学分野で国際的なリーダーとしての地位を築くため重要な役割を果たした」と評価した。

仁科記念財団は「近代日本の物理の父」と呼ばれる仁科芳雄を記念するため設立された。仁科芳雄は日本原子物理学の開拓者で、湯川秀樹、朝永振一郎ら多くの有名物理学者を育てた。創立した学派から9人が相次いでノーベル物理学賞を受賞した。財団の「仁科記念賞」は、日本の物理学界で最も古い歴史と最大の影響力を持つ賞だ。財団は日本以外のアジア諸国の物理学研究で突出した貢献を成し遂げた若手科学者を表彰するために、2012年に「仁科アジア賞」を新設した。毎年1人に授与され、博士課程修了後15年未満の若手物理学者がノミネート・推薦される対象となる。(編集YF)

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