時速600キロのリニア車両を中国が公開―中国メディア

Record China    2019年12月9日(月) 17時0分

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8日、中国メディアの新華網は、中国が研究開発中のリニア車両を公開したと伝えた。

2019年12月8日、中国メディアの新華網は、中国が研究開発中のリニア車両を公開したと伝えた。

記事は、浙江省杭州市で開催された「国際スマート交通産業博覧会・未来交通大会」で、中国の高速磁気浮上式リニアモーターカーの車両が公開されたと紹介。記者は、「外観を見るとノーズが現行の高速鉄道車両より長く、車内は清潔で明るくて、座席数は需要に合わせて調整できる」と伝えた。

その上で記事は、「中国中車(CRRC)の時速600キロの高速磁気浮上式リニア開発プロジェクトは16年7月に始動し、CRRCが組織して傘下の中車青島四方機車車両が具体的に実施。30余りの企業、大学、研究機関が共同で研究開発していた」と紹介。「約3年間にわたる技術的な難関攻略を経て、高速磁気浮上システムの核心的な技術のブレークスルーに成功。車両、けん引、運行管理通信など核心的な各サブシステムの研究開発でも重要な段階的成果を手に入れた」と伝えた。

中車青島四方機車車両の設計者である張志強(ジャン・ジーチアン)氏は、「新たな高速交通モデルとして高速磁気浮上式リニアは、速度が速く、スタート時の加速がよく、上り坂で力強いという利点がある」と紹介。「長距離路線において速度面での優位性を発揮できるほか、短・中距離での素早い発車・停車に応用でき、都市通勤の効率を大幅に向上させ、都市間の一体化、一帯化、通勤化を促進できる」と述べている。(翻訳・編集/山中)

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