“志を共に”していないから?インド最大規模の合同演習に中国招かれず―中国メディア

Record China    2019年12月5日(木) 15時40分

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インド海軍は来年3月に行う合同軍事演習に中国を招待しない見通しだ。これを受け、中国のある専門家は「インド海軍のやり方は非常にあからさまだ」と批判的に発言した。写真は中国海軍。

インド海軍は来年3月に行う合同軍事演習に中国を招待しない見通しだ。これを受け、中国の専門家は中国海軍が今年4月の海上観閲式にインドを招待したことに言及し、「インド海軍のやり方は非常にあからさまだ」と批判した。5日付で中国メディア・環球時報が伝えた。

記事によると、来年3月に行われる海上合同軍事演習はインド独立以来最大規模のものとなる予定で、すでに日本や豪州、ロシア、フランスなど41の国と地域が招待されている。

インドメディア「エコノミック・タイムズ」が報じたところによると、インド海軍のカランバー・シン参謀長は今月3日、中国を招待しない理由を尋ねられた際に「“志を共にする”国々だけが参加することになっている」と発言した。一方、今年10月にはモディ首相がインドを訪れた習近平主席と会談し、多分野における協力を模索するとしたところだった。このことを記者に指摘されると、シン参謀長は「それは私の業務の範疇(はんちゅう)にない」と回答したという。

インドメディア「インディア・トゥデイ」によると、インド海軍の上層部からは「中国海軍がインドの海域の付近に存在していることに正当性を与えたくない」との声も上がっているという。

また、12月4日のインドの海軍記念日に先立ち、3日の記者会見でシン参謀長は同軍の業績を発表。「今年9月にインドはアンダマン・ニコバル諸島付近の海で一隻の中国船を発見し、駆逐した」と報告したほか、「2008年以降、中国はインド洋における存在感を強めており、当該地域で“科学研究”や“海賊対策”の名目のもと、7~8隻の艦艇を保持している」と中国に対する警戒感を示したという。

清華大学国家戦略研究院研究部主任の銭峰(チエン・フォン)氏はシン参謀長の発言を受け、「一部のインド軍関係者の思考がこう着化していること、そして彼らが中国を警戒していることがはっきりと分かる。インド洋はインドのものではない。彼らのしていることはインド洋における中国の動きを止められないだけでなく、両国関係の発展にとってもプラスにならない」とコメントした。(翻訳・編集/岩谷)

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