ロシアはある方面で中国に追い付く努力を―ロシアメディア
配信日時:2019年11月29日(金) 23時20分

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米中貿易戦争を背景に、中国人は米アップル社のスマートフォンを買うのをやめた。彼らが選ぶのは自国の製品だ。貿易戦争と愛国主義の高まりがなかったとしても中国は今まさに科学技術の自給自足国家になりつつある。人工知能(AI)分野で中国はすでにわれわれを追い抜いた。
中国のメディア関係者と交流した際、彼らはわれられにニュース番組の仕事をこなせるロボット記者を紹介した。このことは、「ロボットが完全にメディア従事者に取って代われるということなのか」とロシアや他国の記者を驚嘆させた。
ロシアの指導者は先ごろ、AIが巨大な潜在力を有していること、その関連技術を握った者が競争で優位に立てることを指摘した。AIは国の未来に関わるものであり、世界では人類の文明史上、最も激烈で妥協できない技術競争がすでに始まっている。この競争でロシアは遅れを取っており、一方、中国はロボット技術の各分野をすでに掌握している。
もしロボットが最終的に全ての分野で人類と交代したら、人類は生活と休息を享受するだけでよい。勤勉な中国人は大量の暇な時間を持つことに慣れていないが、彼らは今、勉強や新たな知識の吸収に専念するためのより多くの時間を持てるようになった。こうして、中国人はAIをさらに発展させ、新たなものを発明してきた。ある方面でわれわれは中国に追い付く努力をすることが必要だ。今ならまだ間に合うかもしれない。(翻訳・編集/野谷)