闘病する韓国人監督に向け日本のファンが「ハングルの横断幕」、韓国ネット感動

Record China    2019年11月26日(火) 15時10分

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23日、韓国・スポーツアジアは、先月膵臓(すいぞう)がんのステージ4であることを公表した柳想鉄監督に対し、日本からも応援の声が寄せられていると報じた。写真は現役時代の柳監督。

2019年11月23日、韓国・スポーツアジアは、先月膵臓(すいぞう)がんのステージ4であることを公表した柳想鉄(ユ・サンチョル)監督に対し、日本からも応援の声が寄せられていると報じた。

記事によると、明治安田生命J1リーグ第32節は同日、サンプロアルウィン松本山雅FC対横浜F・マリノスの試合が行われた。記事は「横浜F・マリノス側の応援席には見慣れたハングルの垂れ幕が掲げられていた」とし、そのハングルは「できるよ、柳想鉄兄貴!!」との意味だったと伝えている。その上で「これは先月に苦しい闘病生活をスタートさせた仁川ユナイテッドの柳監督に向けられたもの。サポータらはこの他にも、柳監督の名前を大声で叫ぶなどして全快を祈った」と説明している。

1998年の蔚山現代FC所属時代にKリーグ得点王を獲得し、チームの準優勝に貢献した柳監督は、翌99年に横浜F・マリノスに移籍。主にMFとして28試合8ゴールをあげるなどJリーグでも強い印象を残した。2000年には31試合に出場し21ゴールをマークし、中山雅史、北嶋秀朗に次ぐ得点ランキング3位に入った。

記事は「横浜F・マリノスでの4年間で108試合35ゴールという成績をあげた彼に対し、日本のサポーターらは『柳想鉄兄貴』と呼んで尊敬の意を示した」とし、「闘病の事実が知られるや、誰が言い出すともなく全快を祈るメッセージを、リーグ優勝の分かれ道になり得る試合で送った」と伝えている。なお、横浜F・マリノスはこの試合に勝利し、首位を守っている。

これを受け、韓国のネット上では「人間味のあるサポーターだ」「20年前の横浜のファンなら40~50代?すごい」「日本の民度は素晴らしい」と肯定的に受け入れるコメントが多く、「義理堅いね。ありがとう!」「国境を越えた感動的なスポーツ精神」など感謝や感動を伝える声も続出している。(翻訳・編集/松村)

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