「日本に学ぶ」方針打ち出した中国サッカー協会に批判殺到=中国ネット「どうりで強くならないわけだ」

Record China    2019年11月22日(金) 15時40分

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中国サッカー協会が日本に学び、優秀な若手選手の海外移籍を後押しする方針を示している。写真は中国サッカー協会。

中国サッカー協会が日本に学び、優秀な若手選手の海外移籍を後押しする方針を示している。中国メディアの環球時報が21日付で伝えた。

中国代表は、先日行われたカタールW杯のアジア2次予選でシリアに1-2で敗戦。試合後、リッピ監督が辞任を表明した。後任には中国人監督が起用されるのではないかとの憶測があり、一部メディアの報道では3人の名前が挙がっていた。しかし、中国サッカー協会の執行委員を務める戴暁微(ダイ・シアオウェイ)氏は「その情報は事実ではない。協会はまだリストも計画も出していない」とこれを否定した。

一方で戴氏は「近隣の日本に目を向けよう。日本のプロリーグの選手の給料は中国よりも低い。それもかなり低い。そして、多くの若い選手、優秀な選手が海外のレベルの高いリーグで活躍し、成長している。われわれは中国の若い選手たちに、国内のリーグに残り高い給料をもらうのではなく、レベルの高い(海外の)リーグに挑戦することを奨励していく」とした。

また、「選手の自主性も必要だが、協会がそうした政策を打ち出すことも必要」とし、クラブと連携して若手選手の海外移籍を促したり、海外のクラブやリーグと連携して選手の現地でのプレーや生活をサポートしたりすることなども計画しているという。中国では最近、海外出身選手の帰化が相次いでおり、サポーターの間ではこの「帰化による代表強化」に賛否両論が巻き起こっていた。

サッカーをめぐっては「日本に学べ」は中国で長年叫ばれてきたことだが、ネットユーザーの反応は厳しい。コメント欄には、「問題は、どの海外クラブから(中国選手に)お声がかかるかということだ」「基礎もできてないのに海外に行けると思うのか」といった指摘や、「日本には100年の構想がある。中国には5年計画もない」「日本はさまざまな規定やルールを整備し、計画に沿って一歩一歩事を進めている。あなた(協会)は海外移籍しか見えていない。どうりで強くならないわけだ」「今日は日本に学び、明日は韓国に学び…。信念がなくては何を学んでも意味がない」などと批判する声が並んだ。(翻訳・編集/北田

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