文大統領が台本のない「国民との対話」を実施!過去にはハプニングも

Record China    2019年11月19日(火) 12時30分

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韓国の文在寅大統領が19日、国民からの質問に直接答える生放送のテレビ番組「国民との対話」に出演する。写真は「国民との対話」のPRポスター(韓国大統領府Facebookアカウントより)。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が19日、国民からの質問に直接答える生放送のテレビ番組「国民との対話」に出演する。

韓国・聯合ニュースによると、生放送による「国民との対話」を初めて試みたのは盧泰愚(ノ・テウ)元大統領。大統領がメディアではない一般国民と「オープンな形式」で意思疎通を図るという「ざっくばらんな問答」が好評を得てきたが、その分「ハプニング」も多かったという。

中でも、「国民との対話」を本格的なコミュニケーションの場として印象付けたという金大中(キム・デジュン)元大統領は、当選して間もない1998年1月18日と同年5月10日に「国民との対話」を行った。その中で、ある傍聴客が「私は悟りをひらいた人なのに、なぜ発言権を与えてくれないのか」と抗議し、一つの懸案をめぐり立場の異なる傍聴客が怒鳴り合って争うハプニングなどがあったという。

文大統領は2017年8月に国民280人余りを大統領府に招待し、就任100日間の国政運営の成果を語る報告大会を開いたことがある。しかし当時は国民からの質問が事前に選定されていた。国民パネルの選定はもちろん質問にも大統領府が介入しない質疑応答は、文政権で今回が初めてという。

これを受け、韓国のネット上では「いい質問といい回答を期待している」「明日が楽しみ。きっとさまざまな質問が出ることだろう」など期待を示すコメントが寄せられている。

一方で「どうせ自分を支持する人しか集めないよ。この対話に何の意味があるの?」「もし自分がその場に行けるのなら『あなたは韓国の大統領ですか。北朝鮮の外交特使ですか』と聞きたい」「どうせ支持率を上げるためのショー」「これまで国民をだましてうそをついてきた。またただのショーになるんじゃないかと思う」など懐疑的な目を向けるユーザーも多い。

その他「(連日さまざまなデモが行われている)ソウルの光化門に行ってしたら?」「どうせやるならKBSではなく光化門でして。質問者を選んでもいい質問は出ない」と求める声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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