日本人研究者拘束、80人の日本の専門家が声明=中国外交部は2点を強調

Record China    2019年11月1日(金) 12時20分

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31日、環球網は、北海道大学の教授が中国当局に拘束された問題で、日本の中国研究者グループが強い懸念を示す声明を発表したことに対する、中国外交部報道官のコメントを伝えた。

2019年10月31日、環球網は、北海道大学の教授が中国当局に拘束された問題で、日本の中国研究者グループが強い懸念を示す声明を発表したことに対する、中国外交部報道官のコメントを伝えた。

記事は、31日に行われた中国外交部の定例記者会見で、ある記者がこの件について質問を行ったことを紹介。記者が、声明の中で約80人の研究者が北海道大学教授の拘束に対して深い憂慮を示すとともに、中国政府に詳細情報の公開を求めていること、背景や理由を明かさないままの拘束は中国のイメージと信用を低下させるとの認識をを示していること、中国への訪問を取り消したり交流を見直す動きが広がっていることを提起したと説明した上で、中国政府としての見解を求めたことを伝えた。

これに対し、同部の耿爽(グン・シュアン)報道官はまず、「声明は日本のどんな人が発表したものか」と記者に確認。「日本の学者だ」という記者の回答に対して、さらに「どんな学者か」と質問し、「日中関係の研究者だ」との答えを聞くと「その声明をまだ見ていない。今後注視する」とコメントした。

そして「第一に、声明を発表した日本人学者は必ずしも事情の真相を理解していない可能性がある。第二に、声明の内容は大げさであり、思い過ごしの可能性がある。日中間の交流や中国と国際社会間の交流は非常にスムーズであり、1つや2つの個別の事件で影響を受けるものではない」と語った。

さらに「北海道の教授の件は私の同僚が以前ここでも紹介したが、わが国は法に基づき中国の法律に反した外国人を処罰するということ。われわれは、日本政府が自国民に対して中国の法律法規順守を呼び掛けてくれることを希望する」とした。(翻訳・編集/川尻

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