元徴用工に韓国の小学生が手紙「悪いのは日本」=ネットで賛否

Record China    2019年11月1日(金) 19時50分

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31日、韓国・NEWS1によると、ソウル市内で元徴用工の被害回復を求める団体が記者会見を開いた。写真は韓国の日本製品不買運動。

2019年10月31日、韓国・NEWS1によると、ソウル市内で元徴用工の被害回復を求める団体が記者会見を開いた。

記事によると、日本企業に元徴用工への賠償を命じた韓国最高裁の判決から約1年がたった30日、民主社会のための弁護士会と市民団体がソウル市内で「日帝強制動員賠償判決1年、被害者の人権被害回復を要求する記者会見」を開いた。

会見では、元徴用工のイ・チュンシクさん(男性)とヤン・クムドクさん(女性)も参加する中、仁川市内の小学生らの自筆の手紙が朗読された。イさんは日本政府の輸出規制強化措置が報じられた際「心が痛んで涙が出た。自分のせいのようでつらい」との心境を吐露した人物。そんなイさんに対し、小学生らは手紙を通じて「日本の過ちであり、おじいさんの過ちではない」とのメッセージを送ったという。手紙を受け取ったイさんは「本当にありがたい。話したいことは山ほどあるが、喉が詰まって話せない」と述べたという。

これを受け、韓国のネット上では「日本統治時代に強制的に連れて行かれ働かされたんだから、日本に賠償責任を問うのは当然の権利」「おじいさんのせいじゃない。両国の問題を政治的に利用して日本につっかかり、国民を分裂させた文大統領のせい」など元徴用工への応援メッセージが寄せられている。

手紙を書いた小学生に対しては「健康な歴史意識を持った小学生がいるから、韓国社会の未来は明るい」「子どもの方が大人よりよっぽどいい。大きくなって韓国をしっかり引っ張っていってね」などと称賛するコメントが。

一方で「被害者なのは分かるけど、感情に訴えるのはやめて。国際社会では法律と原則で解決しないと。同情を買ってもらうやり方は嫌韓につながってしまう。ただでさえもう国際社会でのけ者にされてるんだから、今からでも頑張ろう」「やりきれない気持ちは分かるけど、国民が最優先。これ以上国を苦しめないで」「どうして朝鮮戦争を引き起こした北朝鮮や中国に対しては何も言わないのかな」など冷静な声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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