児童が授業に集中してるか測定するヘッドセットに、中国ネット猛反発「学校は養殖場ではない」「全人代の出席者に…」

Record China    2019年11月1日(金) 7時20分

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30日、新浪科技の微博アカウントによると、中国の小学校で児童にヘッドセットを装着し、授業に集中しているかのデータを保護者に送信するシステムが導入され、ネット上で物議を醸している。

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2019年10月30日、新浪科技の微博アカウントによると、中国の小学校で児童にヘッドセットを装着し、授業に集中しているかのデータを保護者に送信するシステムが導入され、ネット上で物議を醸している。

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同アカウントは、浙江省のある小学校で児童たちが「緊箍児(きんこじ。孫悟空が頭にはめていた輪っか)」をおでこに装着して授業に臨んでいると紹介した。価格は3500元(約5万3000円)というこのヘッドセットは、児童の脳波を測定し、授業への集中度を点数化して保護者に送信する仕組みになっている。子どもたちの授業への集中力を高めることを目的に導入されたというが、一部の人からは「こんなに監視されて、子どもたちに自由はないのか」という批判的な声も出ているようだ。

この話題は、微博上でも大きな反響を呼んだ。ユーザーからは「商業資本が学校を侵し始めた」「こういったものは学校から遠ざけてほしい」「学校は養殖場ではない」「人間はずっと集中力を保ち続けることなど不可能だ」「そんなことより教育の質を充実させてほしい」「ハイテクをうたっているが、何の役割も果たさない」「子どもたちを解放してあげて!」など批判的なコメントが多数寄せられている。

また、「児童ではなく学校の幹部に装着させて、頭を使っているか、汚職していないかを監視すべきだ」「これ、全人代の時に出席者に使ってみるといいかもしれない」と提案するユーザーも見られた。(翻訳・編集/川尻

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