【CRI時評】互いに向き合い、合意に向けてまい進

CRI online    2019年10月27日(日) 13時35分

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 中米経済貿易ハイレベル協議の双方のリーダーは25日の電話会談で、それぞれの核心的な関心事を適切に解決することで合意し、一部文書に関する技術的交渉がほぼ完成したことを確認した。これは、2週間前の新ラウンドの中米経済貿易ハイレベル協議の成果を具体的に実施したものであり、双方が段階的...

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 中米経済貿易ハイレベル協議の双方のリーダーは25日の電話会談で、それぞれの核心的な関心事を適切に解決することで合意し、一部文書に関する技術的交渉がほぼ完成したことを確認した。これは、2週間前の新ラウンドの中米経済貿易ハイレベル協議の成果を具体的に実施したものであり、双方が段階的合意に署名するという目標に向かって大きく一歩進み、市場の期待に応えたことを示している。

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 2週間前の新ラウンドの中米経済貿易ハイレベル協議では、多くの分野で実質的な進展がみられ、段階的合意の署名に向けた重要な基礎が固められた。この2週間、双方の経済貿易作業チームは、緊密なコミュニケーションと話し合いを続け、前ラウンドのハイレベル協議で達した合意に基づき、作業に力を入れた。今回のリーダー間の電話会談から伝えられた情報は、双方の休むことない作業と互いに向き合っての協議が成果を得たことを示している。

 中米の経済貿易協議がまとまる鍵となるのは、平等と相互尊重を基礎として、互いの核心的な関心事に配慮することだ。中国側は実際の行動で、米国側の農産品購入やフェンタニル規制などの核心的な関心事を解消した。中国側の3つの核心的な関心事は、追加関税の全面撤回、貿易購入データの実情との合致、文書のバランス改善だ。双方のリーダーが今回の電話会談で、それぞれの核心的な関心事を適切に解決することで合意したことは、目標達成の最も重要な障害を取り除くために双方がともに努力しなければならないことを意味している。これは、相互信頼を高め、協議を促進するのに資することになる。

 双方のリーダーはまた、今回の電話会談で、一部文書に関する技術的交渉がほぼ完成したことを確認し、米国が輸入する中国産調理食肉、ナマズ製品の監督管理体系の等価および中国側の米国食肉に対する対中輸出禁止令、肉類製品の公共衛生情報システムの応用などについて見解が一致したことを確認した。これは非常に重要な進展であり、双方がいくつかの技術的問題を解決し、共通の目標に向かって前進し、段階的合意の署名に向けた基礎がより固まったことを示している。

 双方のリーダーはさらに、近いうちに再び電話会談を行い、それまでの期間中に作業レベルで交渉を急ぐことを確認した。これは、次の段階の作業に、方向性を明確にし「承前啓後」の役割を果たしている。予見できるのは、双方の経済貿易チームが今後、より一層作業を続け、ペースアップし、段階的合意に署名するという目標に向けてラストスパートをかけることだ。

 1年以上の協議を経て、中米双方が問題を解決するための正常な軌道に戻ったことは容易ではない。中米経済貿易協議は現在、重要な段階に入っている。双方は、苦労して獲得した機会をつかみ、生産者と消費者の利益を優先的に考慮し、小異を残して大同につき、互いに向き合い、良好な環境づくりに努め、協力と溝という足し算引き算をしっかりと行い、合意に達するという目標に向けてたゆまず努力しなければならない。

 相互尊重を基礎として溝を管理・コントロールし、平等互恵を基礎として協力を拡大し、中米双方がさらに努力を重ねることで、双方および世界に資する経済貿易協議をまとめることができるだろう。(CRI論説員)

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