韓国首相の即位礼正殿の儀への出席、その意義は日韓関係改善にあり―中国メディア

Record China    2019年10月23日(水) 16時20分

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22日、中国青年報は、韓国首相が即位礼正殿の儀に出席したことの意義は、日韓関係改善にあるとする記事を掲載した。写真は韓国国務総理秘書室Facebookアカウントより。

2019年10月22日、中国青年報は、日韓国交正常化以降、最も日韓関係が悪化している中で、韓国が李洛淵(イ・ナギョン)首相を即位礼正殿の儀に出席するよう派遣したことには、日韓関係を改善したいという意図が明白だとする記事を掲載した。

記事は、李首相が22~24日の予定で訪日し、22日に韓国政府を代表して即位礼正殿の儀と饗宴の儀に出席したことを紹介。23日には日本の政界や財界の要人と面会し、24日には安倍晋三首相と会談して文在寅(ムン・ジェイン)大統領の親書を手渡す予定で、日韓関係の改善に向けたメッセージが含まれているとみられると伝えた。

記事によると、李首相は日本へ出発する前にSNS上で、「今回の日本訪問を通して安倍首相や日本の政治・経済界の要人と面会し、韓日関係について意見を交換したい」と表明していたという。

記事は、訪日前に日本メディアのインタビューに応じた李首相が来年開催される東京五輪、パラリンピックに関して「成功を期待する」との考えを示したことを紹介。「韓国国内では一部からボイコットすべきとの意見もあるものの、李首相は韓国政府を代表してこのような考えを否定した」と指摘した。また、安倍首相が「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と前提条件なしで対話する」ことを目指していることについて、韓国政府として協力する意向を示していたと伝えた。

その上で記事は、「日韓関係が悪化している中での李首相の訪日は、日韓の対話促進が重要な目的と一般に受け止められている」としつつも、「安倍首相との会見はわずか十数分で、日韓間の問題について深い話し合いはできないだろう」としている。アナリストは、「李首相はこの先、文大統領と安倍首相が会談を行うための雰囲気をつくるのだろう」と分析していると記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)

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