台風19号を経験した在日中国人、防災意識高まる―華字メディア

Record China    2019年10月20日(日) 22時10分

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18日、華字メディアの日本新華僑報網は、台風19号を経験した在日中国人の防災意識が高まったと伝えた。資料写真。

2019年10月19日、華字メディアの日本新華僑報網は、台風19号を経験した在日中国人の防災意識が高まったと伝えた。

記事はまず、先日の台風19号で17日現在77人の死亡が確認されたと紹介。このうち64人の死亡した際の状況が判明したが、住宅内で水や土砂に襲われたのは27人で4割超を占め、17人が車での移動中に死亡していたと伝えた。

さらに日本メディアの報道を引用し、住宅内で死亡した27人のうち23人が60歳以上だったと紹介。17人が浸水で、10人が土砂崩れで亡くなったと伝えた。また、車で移動中に死亡した17人のうち、2人は小学生で、5人は30歳から60歳の比較的若い人だったことも伝えた。また、死亡者の中には川崎市沖合で沈没したパナマ船籍の貨物船から見つかった7人の遺体も含まれており、この中には中国人船員も含まれていると伝えた。

その上で、今後このような超大型の台風が気候温暖化に伴い増加していく可能性があると指摘。台風が来た時の注意点を紹介した。

まず、自治体やテレビからの避難警告に常に留意し、避難指示に基づき直ちに避難すること、高齢者や移動が困難な人は事前に避難することが重要だとした。

次に、台風に備えた準備をすることを挙げ、これには家屋の修繕や、水、食料、照明用品などを準備することが含まれるとした。

最後に、政府、メディア、国民の3方面で普段から防災意識を高めることが重要だと伝えた。

そして記事は、在日中国人の高(ガオ)さんの話として、「在日中国人が最も集中している東京で中国人の死者はいなかったが、台風19号の影響は多くの中国人の注意を引くものとなった」「ほとんどの中国人は幼時から日本の防災教育を受けてはおらず、自然災害が頻発する日本で生活するには、自分でこうした知識を学ぶ必要がある」「今回の台風の来襲前に在日中国人はSNSを通じて防災の方法について情報交換をし、準備をしていた。これも多くの人が無事に災害を切り抜けられた要因だろう」と伝えた。(翻訳・編集/山中)

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