安倍首相の祝電は「偽造」? 中華民国建国記念レセプション、意外な真相が発覚―中国メディア

Record China    2019年10月9日(水) 11時40分

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8日、環球網は、台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処で開かれた「双十節」レセプションで安倍晋三首相からとして披露された祝電について、偽造だったことが明らかになったと報じた。

2019年10月8日、環球網は、台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処で開かれた「双十節」レセプションで安倍晋三首相からとして披露された祝電について、「偽造だったことが明らかになった」と報じた。

記事によると、同分処で4日開かれた中華民国の建国記念日レセプションで、安倍晋三首相と麻生太郎副首相が送ったとされる祝電が披露され、そこではいずれも台湾について「中華民国」の呼称が用いられた。これに台湾外交部の関係者は「日本が台湾の対外事務を大いに支持していると感じた。台湾と日本との関係が示された」と述べていたという。

ところが、岡田直樹官房副長官は7日の記者会見でこの件についての質問を受けた際、安倍首相が祝電を送った事実はないと回答するとともに、日本政府の立場は1972年の日中共同声明に記載された通りであるとコメントしたという。記事は、同声明の記載内容について「日本国政府は中華人民共和国政府を中国唯一の合法政府として承認するものだ」と説明した。

そして、台湾メディア・中央社が取材したところ、同分処は「『政界の友人』から受け取ったものだった。長期的な相互信用があったので、会場で(スクリーン上に)流した」と釈明したという。

聯合報などの複数の台湾メディアによると、同日に立法院で国民党議員からこの件について質問を受けた蘇貞昌(スー・ジェンチャン)行政院長は「訓練を受けた人間はもっと慎重でなければならない。この件は確かに不当であり、調査のうえ処分すべきだ」との見解を示したという。

台湾のネットユーザーからは「外国首脳の祝電まで偽造するとは、重大な犯罪行為ではないか」との批判が出たという。(翻訳・編集/川尻

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