法相辞任求める韓国の大規模集会、逮捕者続出の「暴力集会」に?

Record China    2019年10月4日(金) 17時50分

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3日、韓国・ニューシスによると、同日ソウル光化門広場で、現政府とチョ・グク法相の退陣を求める大規模集会が開催された。

2019年10月3日、韓国・ニューシスによると、同日ソウル光化門広場で、現政府とチョ・グク法相の退陣を求める大規模集会が開催された。集会を主催した韓国最大野党・自由韓国党の発表では約300万人以上が参加したという。

記事によると、政府ソウル庁舎から南大門まで車両の通行が全面規制され、ソウル市庁までの道路が集会参加者で埋め尽くされた。隣接する光化門駅を抜け出すには30分近くかかり、インターネットの通信障害も発生したという。

記事は今回の集会の規模について、「先月28日、ソウル瑞草洞で開催されたチョ・グク法相を支持するろうそく集会に比べても引けを取らない」と評価している。自由韓国党の議員らは「はるかに多くの人が参加した」と主張しており、集会で登壇した同党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表は「瑞草洞の集会に集まった人数は本当に200万人だったのか。果たしてあの狭い道に200万人もの人が集まることができるだろうか」とし「光化門にはもっと多くの人々が集まった。2000万人は集まっただろう」と話したという。

ただ、記事は「今回の集会は保守勢力が1つになり世論を形成したという点で評価できるものの、逮捕者が出たことで暴力集会という汚名を着せられた」とも伝えた。先の瑞草洞の集会では逮捕者が出ておらず、「対照的な集会」だったという。

自由韓国党と共に今回の大規模集会を主催した「文在寅(ムン・ジェイン)下野汎国民闘争本部」が暴力集会の中心だという点も問題視されている。当初、同本部は非暴力集会を呼び掛けていたが、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)近隣で集会参加者が青瓦台方面への侵入を試み警察の規制線を強行突破しようとし、その際警察官への暴力など不法行為が見られたという。一部の参加者が角材を振り回す姿も確認されたといい、警察によると同日午後8時の時点で、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)近隣で保守団体の会員46人が現行犯逮捕された。

これに韓国のネットユーザーからは「瑞草洞の集会は官製デモだったが、今回の集会は自発的に集まった国民によるデモだった」「瑞草洞の集会は官製デモで警察とグルになっていたから問題が起こらなかった。光化門の集会は反政府集会だから暴力的になるのは当然だ」など2つの集会は比べるに値しないというコメントが寄せられている。

また、「集会に参加したけど、子どもを抱いて行進できるほど落ち着いていた」「行ってきたけど、暴力集会ではなかった。とても良かった」「今日、集会に家族で参加した。現政権に立ち向かう常識的な国民だと思う」「集会は秩序正しく行われて、暴力的な人はいなかった」など実際に集会に参加したユーザーからのコメントも見られた。(翻訳・編集/長居)

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