北京大興国際空港開港初便を完全体験!移動距離ゼロ、顔認証システムなど―中国メディア

人民網日本語版    2019年9月30日(月) 23時30分

拡大

北京大興国際空港が25日に開港した。現時点で、航空会社66社が乗り入れを希望している。筆者が実際に同空港に足を運んで、搭乗手続きをして飛行機に乗り、便利なサービス、施設を体験してみた。

北京大興国際空港が25日に開港した。現時点で、航空会社66社が乗り入れを希望している。筆者が実際に同空港に足を運んで、搭乗手続きをして飛行機に乗り、便利なサービス、施設を体験してみた。

鉄道→空港の移動距離がゼロ

空港のターミナルビルの建築面積は70万平方メートルで、地上5階、地下2階の7階建て。ここで、飛行機の乗り降りをしたり、待ち時間を過ごしたり、乗り継ぎをしたりする。地下の2階は各種鉄道の駅構内やプラットホームがある。

ターミナルビルには、高速鉄道、都市間鉄道、高速列車などが乗り入れており、アクセスの面で、旅客にはたくさんの選択肢がある。うち、京雄都市間鉄道、地下鉄大興空港線、廊●都市間鉄道(●はさんずいに啄のつくり)の駅は、ターミナルビルのオープンと同時に開通した。旅客は、駅構内に設置されている大容量エスカレーターでターミナルビルの出発ホールに直接行くことができ、文字通り「移動距離ゼロ」で飛行機への乗り換えることが実現した。

大興空港と鉄道のコラボサービスの提供もすでに始まっている。旅客は草橋駅で手荷物を預ける手続きを行うことができ、大きな荷物を抱えることなく、身軽に鉄道に乗り、19分で大興空港に行くことができる。車で高速道路を走るより約40分も早い。

ターミナルビルの真ん中から最も遠い搭乗口まで徒歩8分

ゲートラウンジ

大興空港ターミナルビルは鳳凰のような形で、5本のコンコースがメインホールにつながっている。ターミナルビルのメインホールから、最も遠い搭乗口まで距離にして600メートル以下で、徒歩で8分ほどで行くことができる。

その他、大興空港で乗り継ぎをする場合、専用の手続きエリアがあり、一層スムーズに乗り継ぎができるようになっている。同エリアは空港2階にあり、国際線から国内線への乗り継ぎ、国際線から国際線への乗り継ぎ、国内線から国際線への乗り継ぎのいずれの手続きもそこで行える。入国審査や税関なども同じエリアにあるため、旅客にとってとても便利であるだけでなく、関連機関にとっても、資源の配置などの面でとても便利だ。

測定によると、大興空港での乗り継ぎに必要な時間は、国内線から国内線が30分、国際線から国際線が45分、国内線から国際線が60分、国際線から国内線が60分を実現し、世界でも上位に入るスピードだ。

ハイテク自動チェックイン機でスピーディーに手続き

筆者は開港当日、南方航空の飛行機の搭乗までの流れを体験した。

顔認証システムを使って搭乗する男性

南方航空の搭乗手続きは同社の微信(WeChat)公式アカウントを使ってできる。手続き後、預ける手荷物がない場合は、そのまま身分証明書を持って、保安検査を受けて、ターミナルビルに入ることができる。自動チェックイン機があるエリアでは、スマートロボット「小南」が旅客の質問に答えてくれる。飛行機の運航状況のほか、大興空港の測位、自動チェックイン機エリアの位置、リムジンバス、空港の中の各位置での案内スポット。

南方航空は大興空港に、自動チェックイン機を30台、セルフ荷物預け機を78台設置し、旅客に9言語での案内を行っている。

将来的には保安検査に顔認証システム導入

保安検査を受ける旅客

今後、大興空港の保安検査には、顔認証システムが採用される計画だ。実現すれば、旅客はパスポートや身分証明書、紙の搭乗券、電子版搭乗券などを提示せずに、顔認証システムを使って飛行機に搭乗できるようになる。南方航空は大興空港と連携し、搭乗口の装置を全面的にグレードアップし、旅客が搭乗手続きをする際に、個人情報と顔の情報のマッチングを自動で行い、搭乗口に到着し、そこを通過する際に、パスポートや搭乗券を提示しなくても、顔認証システムを使って本人確認を行えるようにする。

南方航空は、荷物とその運送状況を、旅客がスマホを使ってリアルタイムで確認できるようにしている。搭乗券のQRコードをスキャンすると、扱った荷物の情報を見ることができる。

飛行時間が首都国際空港より10-20分短縮

北京大興国際空港は地理的位置、空域の構造の面で、優位性を誇り、同空港から、南中、南西に向かう便の飛行時間は、北京首都国際空港より10-20分短い。

また、南中、南西から同空港に向かう便の飛行時間も北京首都国際空港より、10-20分短い。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携