「坂本龍一の弟子」名乗る?「弟子はいません」の発表受け、渦中の中国人ピアニストが謝罪―香港メディア

Record China    2019年9月26日(木) 18時20分

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24日、中国でもファンの多い音楽家・坂本龍一氏のインスタグラムに、ある中国人音楽家の活動について注意を促す声明が投稿された。

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24日、音楽家・坂本龍一氏のインスタグラムアカウントは、ある中国人音楽家の活動について注意を促す声明を投稿した。25日、香港メディア・文匯報が伝えた。

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同氏のマネジメントチームは声明で、中国のファンから「坂本龍一の弟子」を名乗る中国人音楽家についての問い合わせがあったと報告し、「坂本は弟子を持ったことは一度もなく、またインターンなども雇い入れたことはありません。もし『坂本龍一の弟子』と名乗る人物に遭遇した場合、それはニセモノですのでご注意ください」と説明した。

文匯報の記事は、「同投稿では名指しされていないものの、ネット上ではその中国人音楽家が作曲家でピアニストの肖瀛(シャオ・イン)氏のことだろうとの指摘があった」とし、肖瀛氏が数年前に行ったコンサートが「肖瀛与坂本龍一的対話(肖瀛と坂本龍一の対話)」と題されていたこと、ネット上のプロフィールには「坂本龍一の真の弟子」などと記載されていたことを紹介した。

記事によると、肖瀛氏は2016年に坂本氏を訪ねて米国へ渡っているほか、昨年に北京で開かれたコンサートで同氏と連弾を披露していた。

騒動を受け、肖瀛氏と契約する黒馬娯楽は25日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のアカウントで声明を発表。「坂本龍一先生は肖瀛氏にとってずっと憧れの存在で、彼の創作は先生からたくさんの影響を受けてきました。以前共演した際には先生からのお墨付きも得ていました」「われわれが肖瀛氏の宣伝に使ったのは、『坂本龍一も見込んだ一人の若手中国人ピアニスト』という文言だけです。騒動の後、一部のメディアなどの記述に肖瀛氏と先生の間柄について事実と異なる内容が含まれていたことが分かりました。そのような行為を譴責(けんせき)し、ただちに修正することを求めます」などとした。

また、肖瀛氏本人も同日、自身の微博アカウントでコメントを発表。「坂本龍一先生にご迷惑をおかけしてしまったことを謝罪します。また、先生のファンの皆さまにも謝罪します」などとつづったほか、過去に坂本氏に送ったファンレターや、それに対する同氏からの返信、また同氏から贈られたと見られるサインやコンサートチケットの写真などを公開した。

肖瀛氏の微博での投稿にも、中国のネットユーザーからは「今回の件が2人の今後の交流に支障をきたさないことを願っているよ」「坂本龍一先生が今後も肖瀛さんをかわいがってくれますように」「みんな、理性的に見守ってあげよう」などと同情的なコメントが多く寄せられた。(翻訳・編集/岩谷)

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Dear Friends and Fans: We have received a few reports from fans in China that have become aware of individual(s) claiming to be disciples of Ryuichi Sakamoto. This person seems to be creating trouble for Ryuichi’s fans there. If you meet or see someone claiming to be Ryuichi’s disciple, please know this person is being untruthful. Ryuichi has never had a disciple or apprentice, always preferring to pursue his musical adventure alone now and in the future. Ryuichi Sakamoto Management Team + 坂本龍一を応援くださるみなさまへ: 先日、中国のファンの方から「坂本龍一の弟子と名乗って活動する音楽家がいるのだが、それは本物か?」との質問がありました。坂本は弟子を持ったことは一度もなく、またインターンなども雇い入れたことはありません。もし「坂本龍一の弟子」と名乗る人物に遭遇した場合、それはニセモノですのでご注意ください。 坂本龍一はこれからも1人で音楽に向き合い、制作をつづけてまいります。今後ともご支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。 坂本龍一 マネージメントチーム

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