2019年9月11日、界面新聞は、世界銀行が中国高速鉄道の成果について他国が参考にする価値を持つとの認識を示したと報じた。

記事は、2018年末現在で中国高速鉄道の総延長が2万9000キロ以上に達し、設計最高時速も350キロになったと紹介。そのうえで、世界銀行が7月10日に発表した中国の高速鉄道発展に関する報告書で、中国高速鉄道建設が輸送効率と安全を大きく改善したほか、有害物質の排出削減、労働力の流動促進、観光業の発展に成功したと評価したことを伝えた。

そして、他国が中国の高速鉄道建設から学べる点として、「15年間の『中長期鉄道網計画』や5か年計画など長期計画を慎重に分析し、決定後は可能な限り変更しないこと」「車両や部品について標準化設計を行い鉄道インフラ建設コストを引き下げること」「企業が地方政府による資金援助のもとで建設を進めること」「高い定時到着率と運行頻度の確保」「在来鉄道やその他都市交通体系との良好な接続の確保」の5点を挙げたと紹介している。（翻訳・編集/川尻）