韓国では12日から秋夕（中秋節）の4連休が始まったが、中国メディアの中国新聞網は12日付の記事で、「日本旅行は低調だ」と伝えている。

記事はまず、秋夕について「韓国では最も重要な祝日の一つであり、多くの人が故郷へ帰省するか国内外へ旅行に出かける」と紹介した。

その上で、韓国KBSテレビの報道を引用し、韓国のソーシャルコマース、ティーモン（TMON）によると、韓国では昨年の秋夕に比べて海外旅行商品の売り上げが30％減ったと紹介。また航空券予約を分析したところ、人気旅行先の10位圏内に昨年は日本から4都市が入ったが、今年は大阪（9位）だけだったと伝えた。

さらに、韓国・聯合ニュースの報道を引用し、韓国ネット通販大手のウィメプが今月7～15日に出国する人の航空券の予約状況を分析した結果、今年の予約数は大阪が前年比62％減、福岡が66％減、東京が71％減となったとも伝えた。

記事は、日本旅行が低調な背景として、「日韓関係は貿易摩擦の影響で悪化し、韓国国内では反日感情が高まり、日本製品や日本旅行のボイコットを訴える集会が何度も開催されている」と伝えている。（翻訳・編集/柳川）