子どもは米国籍でアメリカンスクールへ、CCTV女性キャスターの「愛国の教え」がネットで炎上―香港メディア

Record China    2019年9月9日(月) 15時20分

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ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)は9月7日、「子どもは米国籍でアメリカンスクールへ。ネット民は見逃さない」と題して、香港・蘋果日報(アップルデイリー)の報道を掲載した。

ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)は9月7日、「子どもは米国籍でアメリカンスクールへ。ネット民は見逃さない」と題して、香港・蘋果日報(アップルデイリー)の報道を掲載した。

記事によると、中国中央テレビ(CCTV)のある女性キャスターが愛国を説いて、ネットでの批判が物議を醸している。記事は「中国当局が香港の若者の愛国教育の不足を批判している折も折、中国中央テレビの著名な女性キャスター・董卿(ドン・チン)が最近、出演した番組『開学第一課』で子どもたちに『愛国心と国旗を愛する心』を説いたことが波乱を巻き起こしている」と紹介。董卿は米国に留学し、米国で出産した子どもが現在、上海アメリカンスクールに通っていることから、ネットユーザーは「米国の市民権を持っているのは間違いない」などと批判しているという。

同番組は、中国教育部と中国中央電視台の共作で、CCTV-1で放映される小中学生向けテレビ番組。毎年9月1日前後に放映される。

報道によると、番組視聴者からのメッセージでは、「董卿の子どもが国籍を選ぶのは個人的なことには違いないが、中国の子どもにとって外国籍を持つことは間違いなく有利なことだ」と指摘している。また、ネットユーザーや視聴者は、「子どもに米国籍を得させるために米国で子どもを産もうと考えている人間が中国に戻ってから他所の家の子どもに愛国心と民族の誇り語るなんて、なんとも滑稽で笑える話では?」と疑問を呈しているという。

こうした疑問の声に対して、董卿は「自分の子どもは米国籍を持っているが、子どもがより良い教育を受けられるようにと思っただけで、そのことと子どもが愛国心を持つこととは矛盾しない」と語っているというが、ネットユーザーはこの解釈に納得していないようで、ハンドルネーム「小兵大将2009」と称するネットユーザーは「米国に子どもを産みに行くのはいいが、他人を教えるのはうんざりだ」と批判しているという。(翻訳・編集/坂下晃)

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