東京五輪の「旭日旗」問題で中国メディアが論評=「日本人の情熱は理解できるがアジア人にとっては挑発」

Record China    2019年9月6日(金) 20時0分

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5日、海外網は、東京五輪・パラリンピック委員会が東京五輪会場への旭日旗携帯を認める認識を示したことに関する評論文章を掲載した。

2019年9月5日、中国メディアの海外網は、東京五輪・パラリンピック委員会が東京五輪会場への旭日旗携帯を認める認識を示したことに関する評論文章を掲載した。

記事は、この問題をめぐって日韓両国のネット上で議論が起きているとした上で、「旭日旗は確かに日本国内で広く使用されている。日本語で『旭日』は幸運、美しいといった意味を持っているため、建国記念の日や憲法記念日などの祝日には一般家庭、コンビニ、飲食店などの場所でも旭日旗を掲げて祝賀する。旭日旗に似たロゴデザインを採用している企業もある」とした。

一方で、「旭日旗は同時に、かつての侵略戦争の証人であるとともに、右翼主義者が軍国主義を復活させる際の重要なシンボルになっていることを忘れてはいけない」と指摘。「東京五輪の会場で日本の人びとが旭日旗を振って日本選手を応援しようとする情熱は理解できるが、同じ会場にいる他のアジア諸国の観衆にとっては挑発行為となるだけではなく、かつてのつらい記憶を思い起こさせることになる」と主張した。

さらに、「五輪の本質は、各国のアスリートがスポーツ技術を切磋琢磨することで、国家間の文化交流と相互理解を促進することであり、スポーツの精神に政治的な意図を持ち込んではならない」と指摘。「1964年の東京五輪は日本が敗戦に別れを告げ、国際社会に復帰したことを象徴した。2020年の東京五輪は日本が国際社会に向けて平和的な発展、文明の成熟を見せる契機になる。旭日旗の問題について、組織委員会は慎重に対応すべきだ」と論じた。(翻訳・編集/川尻

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