中国とは違う、日本の小学生の入学準備―中国メディア

Record China    2019年9月7日(土) 11時20分

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2日、中国メディア・環球時報は、日本での小学校の入学準備について、中国と異なるいくつかの点を紹介する記事を掲載した。資料写真。

中国メディア・環球時報は2日、日本での小学校の入学準備について、中国と異なるいくつかの点を紹介する記事を掲載した。

記事は、「毎年9月に新学年が始まる中国の学校とは違い、日本では4月が新たな学年のスタートとなる。もし、家族の中に新しく小学校1年生になる子どもがいる場合、その準備はとても煩雑だ。用意すべきもののうち、多くが日本の小学校に特有なものとなるため、保護者たちは一般的に入学前の半年間をかけて買い揃える」と説明した。

続いて、日本の小学校入学準備について中国と異なるいくつかの点を紹介。まず1つ目に、「通学用かばんは同じものを6年間使い続けられる」とした。具体的に、「日本のランドセルの品質は一流だ。背負いやすく、強度が強く、保証も充実している。価格は安いもので3万円、高いと十数万円にもなる。本皮を使っているものが一般的で、高級なものだと手作業で作られている。カバーがセットになっているものも多い。文房具が入れられるほか、折りたたみ傘などを入れておくこともできる」と説明した。このほか、「日本では防災頭巾も1人につき1つ用意される。保護者が手作りしたものを持たせる場合もある。これも日本独特なもので、普段は机に掛けるか、いすにかぶせておく。地震が起きた場合、児童は真っ先にこの頭巾をかぶる」と紹介した。

そして、2つ目を「入学にかかる費用は25万円にものぼる」とした。「公立の学校の場合、8~15万円が必要になる。私立の場合は10~25万円がかかることに加え、学校指定の制服を買わなければならないこともある」と説明。このほか、「少なくとも靴を3足は用意しなくてはならない。長時間歩きやすい靴と、運動用の靴、そして校内で履く上履きだ。日本の小学校には下駄箱が備え付けられており、児童は学校に着くとまず外靴から上履きに履き替える。このため靴底に汚れはなく、校内の清潔な環境が守られている」「昼食の時間にも、日本の小学生は各自、巾着袋に箸、スプーン、コップなどを入れて持参したものを使う。このほか、水筒、ファイル、ランチョンマット、マスク、ハンカチ、ティッシュペーパー、絆創膏なども持ち歩く」などと紹介した。

また、3つ目を「式典に参加する保護者は正装をしなくてはならない」とした。「入学式に参加する場合、保護者は派手な格好をしてはならず、儀式にふさわしい立派な服装でなければならない。前日にわざわざ美容室に行ったりする保護者もいる。入学式の当日は、新入生は新品の服やランドセルを身に着けて保護者と一緒に学校へ行く」と紹介した。

記事はこのほか、「日本では子どもが小学校に上がる前に、保護者が準備教育を行う。子どもに自分の名前の書き方を教えるほか、先生や他の児童に対する礼儀や心構えをしっかりと学ばせる。時間を守ることや、自分で服を着替えること、前日の夜のうちに翌日の支度を済ませておくことなども教え込む」「入学の1カ月前には、保護者は子どもを連れて学校までの道を繰り返し歩き、子どもに道順や交通ルールを覚えさせる。最近では多くの児童がランドセルに防犯ブザーを着けており、緊急時にすぐ鳴らせるようにしている。防犯意識を身に着けさせるために、保護者は通学路で安全に注意するよう子どもに言い聞かせ、怪しい人には近づかないよう教える。また、緊急時に保護者の連絡先や住所を周りの人に伝えられるようにも教育する」などと説明した。(翻訳・編集/岩谷)

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