先ごろ行われた第13期全国人民代表大会常務委員会第12回会議で、薬品管理法の修正案が可決され、12月1日に正式に実施される。

　薬の値段を管理し、供給を確保し、安全性の徹底管理を進める中、今回の案には一層気配りを感じさせる内容が盛り込まれている。

　例えば、子供用の医薬品については、種類についての研究と投資を支援するだけでなく、薬の飲みやすさや量の計りやすさなど定めた「思いやり」のある内容も伺える。

　また、E-コマースが進む中、一部の特殊な医薬品を除く処方薬が徐々にオンラインで購入可能となる。健康や治療の面でさらに利便性を拡大する働きが行われる。

　発展のスピードを求める段階から質の向上を目指す段階へと転換している中国は今、このようにソフト面で国民生活を改善する努力が隅々まで浸透し始めている。(CRI日本語部評論員)