英国留学の中国人を狙う詐欺グループ―英紙

Record China    2019年9月4日(水) 19時50分

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2日、環球時報は、英ガーディアン紙の記事を引用し、英国に留学している中国人は詐欺グループに狙われているとする記事を掲載した。資料写真。

2019年9月2日、環球時報は、英ガーディアン紙の記事を引用し、英国に留学している中国人は詐欺グループに狙われているとする記事を掲載した。

記事は、8月初旬にノッティンガム大学在籍の中国人女子学生が、ヒースロー空港でノートパソコンを盗まれたことを紹介。その中には個人情報や銀行に関する情報も含まれていたという。1週間後、この女性は中国大使館を名乗る電話を受け取り、「中国警察の情報によると、あなたはマネーロンダリングに関係している」と言われた。「(電話に)とても驚いた」と話す女性は、「解決しないと私の一生が終わってしまうと考えた。彼らは親も含め誰にも話してはならないと言った。英国から追放されることを心配した私は、3万ポンド(約387万円)近くの『保釈金』を支払った」と明かしたそうだ。

記事によると、ほかにもニューカッスル大学だけで少なくとも3人の中国人留学生が同様の詐欺被害に遭っているという。海外の学生のために基礎的な課程を提供している英国企業でも、この夏、3人の学生が同様の詐欺被害に遭っており、そのうちの1人は1万2000ポンド(約155万円)の被害を受けたことを記事は紹介。こうした被害者は、「お金を出さなければビザが取得できない、あるいはビザが取り消しになるかもしれない」と考えるようだという。

駐英中国大使館の職員は、「中国人学生が英国に到着するたびに、われわれは注意喚起している。しかし残念なことに常にだまされる人がいる」と語った。専門家によると、この種の詐欺は簡単で破壊力が大きいという。これらの詐欺グループは、学生の恐れること、例えば「帰国させられる、刑務所に入れられる、国外追放になる」などを研究しており、こうした方法を使って悪事を働いているそうだ。

ノッティンガム大学の担当者は、この種の詐欺について「学生や家族に経済的な損失をもたらすだけでなく、楽しく興奮を誘うものであるべき教育を受ける時の彼らの心理に影を落とすことになる」と語った。(翻訳・編集/山中)

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